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桜開花予想

毎年3月から5月にかけて開花する、桜の花の開花時期を事前に予想すること。
    
桜の花芽は、前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。
その後、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。
  
例年1月から2月ごろに休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長し、3月~5月に開花します。
  
桜の開花時期は、休眠打破の時期と、休眠打破後の気温の推移により決まります。
     
休眠打破の時期が早く、なお且つ、その後の気温が高く推移すれば、桜の開花は早くなります。
    
逆に休眠打破が遅く、その後の気温が低ければ、開花日は遅くなります。
 
例えば、京都でもっとも開花が早かったのは2002年で3月18日、逆にもっとも遅かったのは1984年で4月9日に開花しました。早い年と遅い年では20日の差があります。
     
このため、開花予想は、花芽の休眠打破日を計算あるいは実測で調べ、その後の気温を予測し、開花日を計算します。
  
また、過去のデータから開花日を割り出す方法もあります。気温の推移がもっとも近い年を割り出し、その年の開花日から今年の開花日を予想する方法です。
 
<桜の開花まで>
1、桜の花芽は、前年の夏に出来ます。
2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、休眠(成長を停止すること)に入ります。

3、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます
         
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると生長を始め、そして、開花します。
このため、桜の開花は、前年秋から春にかけての気温の推移により決まります。
  
なお、ソメイヨシノの場合、開花後、約1週間で満開となり、満開の期間は5日間です(平均値)。

<一般的な計算方法>
桜の花芽が休眠打破した日を計算し、それ以降の気温を予想し、開花日を予測します。
       
ソメイヨシノの場合、休眠打破に8℃以下の気温が800時間~1000時間必要です。
低い気温(4℃以下)であれば、必要とされる時間が短縮されます。
       
休眠打破した後、開花までの日数は、積算温度や積算時間で計算します。
     
*積算温度:一日の平均気温の和(あるいは最高気温の和)。
*積算時間:一定温度以上の時間の和。ex、8℃以上の時間が計300時間など。

<休眠打破の影響>
休眠打破が、開花に与える影響については、地域により大きく異なります。
   
休眠に入った桜(ソメイヨシノ)の花芽が目覚めるには、8℃以下の低温が800時間~1000時間必要とされます。
     
冬場(秋から春にかけて)の気温が低い地域では、1月半ばまでに休眠打破が行われており、また、冬場が気温が低いため、花芽の生長に必要な気温となるのは3月以降のため、休眠打破の時期は開花に影響しません。
   
たとえば、北海道・札幌では11月の平年気温が4.9℃で、1日24時間の内、20時間は8℃以下。
そのため、11月だけで8℃以下の低温が600時間(20時間×30日)となります。
    
翌12月になると、8℃より高い気温になることは、ほとんどありません。
そのため、12月の8℃以下の時間は744時間(24時間×31日)。
     
札幌の場合、11月と12月だけで8℃以下の低温が、1344時間(11月の600時間+12月の744時間)となり、この時点で休眠打破に必要な800時間~1000時間に到達しています。
    
もっとも、札幌の場合、1月、2月の気温がさらに低く、休眠打破した花芽は生長はしません。
人間に例えると、朝、目覚めたのだけど、寒すぎて、布団から出てこれない状況です。
そして、気温が高くなってから、布団から抜け出し活動を始めるわけです。
      
逆に、鹿児島の場合は冬場の気温が高く、休眠打破に時間が掛かり、早い年で休眠打破が2月中旬、遅い年は3月中旬まで掛かります。
このため、休眠打破の早晩が、そのまま開花の早晩となります。
  
地球温暖化でさらに冬場の気温が高くなれば、鹿児島ではソメイヨシノは休眠打破することが出来なくなり、開花しなくなる(花芽が生長しない)とする専門家もいます。
 
実際、鹿児島以上に気温が高い沖縄、奄美地方では、ソメイヨシノは育ちません(休眠打破できません)。
   
このように地域により、休眠打破が桜開花の早晩に与える影響が異なります。
冬場の気温の違いにより、以下のように、大きく3つの地域に分かれます。
     
1、休眠打破の早晩が、開花の早晩を決める地域
元々、冬場の気温が高いため(休眠打破したあとは、開花まで順調に進むため)、休眠打破の早晩が開花に大きな影響が与える地域。 九州南部、九州北部の一部など。

2、休眠打破の早晩と、2月以降の気温の両方が大きな影響を与える地域
九州北部の一部、中国、四国、近畿、東海、関東、北陸など。

3、2月以降の気温の推移が、開花を決める地域
冬場の気温が低いため、休眠打破は毎年1月半ばまでに終了しており(休眠打破の早晩が、開花の早晩に影響しない)、2月以降の気温の推移が開花を決める地域。
北日本、長野、新潟など。

<Qnewニュース開花予想>
Qnewニュースにおいても、毎年、桜の開花予想を行っています。
  
計算方式は、休眠打破した日(必要な低温を8℃以下、1000時間として計算)を割り出し、その後の気温を予測し、開花までに必要な積算温度を平均気温で360℃として、開花日を予想しています。
      
Qnewニュース桜開花予想
【目次】
・桜開花予想とは
・桜の開花まで
・一般的な計算方法
・休眠打破の影響
・Qnewニュース開花予想
風景
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