資金循環統計
資金循環統計は「1つの国(日本)の中で行われている金融取引や保有されている金融資産・負債」を、経済主体(家計、企業、政府、金融機関、非営利団体)ごとに記録したもの。
個々の経済主体が経済活動を行えば、その裏には現金、預金など、さまざまな形の金融取引が伴います。また、実物の取引が存在しない場合でも、経済主体が保有する金融資産・負債の内容が変化することもあります。資金循環統計は、こうした国の資金の動き(循環)を示すものです。
日本では、日本銀行が1954年分から作成しています。現在では四半期毎、当該四半期の約3ヵ月後に速報が、約6ヵ月後に確報が公表されます。
なお、日本の資金循環統計は「国際基準である国民経済計算の体系」や「国際通貨基金(IMF)が定めた金融統計マニュアル」に準拠し、作成されています。
日本の金融資産:2024年9月末
・金融資産…9895兆円
・金融負債…9378兆円
・ネット金融資産…517兆円
▮ 内訳(部門別)
個人…資産2179兆円、負債392兆円
企業…資産1585兆円、負債2406兆円
政府…資産869兆円、負債1439兆円
金融機関…資産5190兆円、負債5110兆円
非営利団体…資産72兆円、負債31兆円
*2024年9月末時点。1兆円以下を四捨五入
*ネット金融資産…金融資産ー金融負債
*海外資産は1575兆円、海外負債は1069兆円
*個人は家計(自営業者を含む)
*企業は金融仲介機関を除く民間企業(非金融法人)。企業負債のうち1392兆円は株式
*政府は中央政府+地方公共団体(地方政府)
*2024年12月18日、日本銀行発表
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日銀大阪支店 |
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