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彭帥選手が消息不明、深い懸念

2021年11月14日(日本時間15日)、サイモンWTA会長が中国の彭帥(ほうすい)選手について、声明を発表しました。
   
WTA(女子テニス協会)のプレーヤーである彭帥さんが、現在、消息不明となっています。
  
彭帥さんは、2013年のウィンブルドンと2014年の全仏オープンの女子ダブルスで優勝したこともある中国・湖南省出身の女子プロテニス選手。
   
今月2日、彭帥さんは中国の元副首相である張高麗(ちょう・こうらい)氏に性的関係を強要され、その後、不倫関係に陥ったと、中国のSNS「ウェイボー」上で告発しました。
  
SNS上での告発以降、彭帥さんは消息不明となっています。
   
この事態を受け、多数のプロテニスプレイヤーが彭帥さんの安否を心配する投稿を、SNS上に上げています。
   
11月14日、WTA(女子テニス協会)のサイモン会長が、公式ホームページ上で彭帥さんについての声明を発表し、深い懸念を示すとともに公正に調査される必要があるとの考えを表明しました。
   
■サイモンWTA会長の声明
WTAプレーヤーの彭帥に関する中国での出来事について、深い懸念を抱いています。
   
彭帥とすべての女性は、検閲されるのではなく、聞かれるに値する。性的暴行を含む元中国の指導者の行為についての彼女の告発は、最大限の真剣に扱われなければならない。
   
彼女が主張する行動は、容認されたり無視されたりするのではなく、調査される必要があります。
   
この問題は適切に処理されることを期待しています。つまり、申し立ては完全に、公正に、透過的に、検閲なしで調査する必要があります。
   
私たちの絶対的で揺るぎない優先事項は、プレーヤーの健康と安全です。私たちは正義ができるよう発言しています。
   
*声明は2021年11月14日、公式ホームページ上で発表
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