中国の彭帥選手、生存を確認
2021年11月21日、国際オリンピック委員会のバッハ会長が中国の彭帥(ほうすい)選手とビデオ通話を行い、生存を確認しました。
彭帥さんは、2013年のウィンブルドンと2014年の全仏オープンの女子ダブルスで優勝したこともある中国・湖南省出身の女子プロテニス選手。
今月2日、彭帥さんは中国の元副首相である張高麗(ちょう・こうらい)氏に性的関係を強要され、その後、不倫関係に陥ったと、中国のSNS「ウェイボー」上で告発しました。
SNS上での告発以降、彭帥さんは消息不明となっていました。
消息不明を受け、多数のプロテニスプレイヤーが彭帥さんの安否を心配する投稿を、SNS上に上げました。
WTA(女子テニス協会)のサイモン会長も11月14日、深い懸念を示すとともに公正に調査される必要があるとの考えを表明しました。
また、欧米各国から来年開催される北京冬季オリンピックを中止すべき(中国は開催国にふさわしくない)との意見も上がりました。
この事態を受け、中国当局とオリンピック関係者が動き、11月21日、IOCのバッハ会長と中国の彭帥さんのビデオ通話が実現しました。
IOC(国際オリンピック委員会)によると、彭帥さんは現在、北京の自宅に住んでいて、元気であると応じました。
*ビデオ通話で生存は確認できましたが、中国でどういう状況に置かれているかは不明です
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