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日独首脳会談、協力関係を確認

2021年12月14日、岸田総理がドイツのオラフ・ショルツ首相と電話による首脳会談を行いました。
   
ドイツは今年9月26日に総選挙が行われ、中道左派の社会民主党が第1党となり、緑の党、自由民主党の連立政権交渉を進めました。
   
11月24日に連立で合意し、12月8日にドイツ連邦議会が社会民主党のオラフ・ショルツ氏を新首相に選出。社会民主党、緑の党、自由民主党の3党による連立政権が船出しました。
  
12月14日、新たにドイツ首相となったオラフ・ショルツ氏と初の日独首脳会談が行われました。
   
外務省によると、電話首脳会談は約20分間行われ、両国関係、地域情勢について話し合われました。
    
両国関係では、日独関係を更に強化し、緊密に連携していくことで一致しました。
   
また、日独情報保護協定の締結、日独外務・防衛閣僚会合の初開催など、安全保障・防衛協力が深化したことを歓迎し、引き続き協力を深めていくことで一致しました。
   
地域情勢では、中国や拉致問題を含む北朝鮮問題でも連携していくことを確認しました。
  
さらに、両首脳は核軍縮・不拡散についても協力を強化していくことで一致しました。
    
■ドイツ信号機連立政権樹立まで
2021年9月26日、総選挙(ドイツ連邦議会選挙)が行われ、開票の結果、中道左派の社会民主党が206議席を獲得し、第1党となり、与党(中道右派)のキリスト教民主・社会同盟は196議席で第2党になりました。
  
続いて、緑の党(環境政党)が118議席、自由民主党(中道)が92議席、ドイツのための選択肢(右派)が83議席、左翼党(左派)が39議席となりました。
   
第1党となった社会民主党は、緑の党、自由民主党と連立政権交渉(党のイメージカラーに因り信号機連立と呼ばれます)を始め、11月24日、連立で合意しました。
   
12月8日、ドイツ連邦議会(下院)は社会民主党のオラフ・ショルツ氏を新首相に選出。同日、大統領からの任命と就任宣誓が行われ、社会民主党、緑の党、自由民主党の3党による連立政権が船出しました。
   
*日本との関係では、中道右派から中道左派政権に移行したことに因る、大きな変化は無いとみられています。一方、ドイツと中国の関係が変わる可能性があるとみられています。中道右派政権時代は、経済優先で中国の人権問題や環境問題を棚上げしてきました
ニュースINDEX.2021年12月中旬
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