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東池袋暴走事故、被告に禁錮5年

2021年9月2日、東京地方裁判所は旧通産省・工業技術院の元院長・飯塚幸三(いいづかこうぞう)被告に対し、禁錮5年の実刑を言い渡しました。
   
飯塚被告は2019年4月19日、東京都豊島区東池袋の都道において乗用車を暴走させ、横断歩道に突っ込み、多数の歩行者をはねました。
   
暴走事故で31歳の女性とその娘(3歳)が死亡、9名が負傷し、飯塚被告は過失運転致死傷の罪に問われていました。
   
9月2日、東京地方裁判所は飯塚被告に対し、禁錮5年の実刑を言い渡しました(求刑は禁錮7年)。
   
なお、飯塚被告は乗用車のブレーキに異常があった(壊れていた)として、無罪を主張していました。
   
この暴走事故は、乗用車を運転していたのが旧通産省・工業技術院の元院長で、2015年秋に叙勲・瑞宝重光章を受賞していたことと、事故当時、87歳の高齢であったため、大きな話題となりました。
   
近年、高齢運転者による事故の割合が増加、大きな社会問題となり、高齢者に運転免許の自主返納が呼びかけられています。
    
呼び掛けを受け、運転免許を自主返納する高齢者も多くなりましたが、一方、80歳を越えても運転されている方が多いのも現実です。
   
東池袋で発生した暴走事故を受ける形で、再び、運転免許の定年制(一定の年齢になると運転免許を取り消す)がネット上で話題となり、「80歳定年制が必要」との意見が高まりました。
   
*旧通産省・工業技術院…現在の独立行政法人・産業技術総合研究所
*瑞宝重光章…瑞宝章のうち瑞宝大綬章に次ぐ勲章。勲二等瑞宝章から名称が変更された勲章
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