桜前線、南大東島で開花、8日遅い
2022年1月28日、気象庁は、沖縄・南大東島で桜(ヒカンザクラ)が開花したと発表しました。
平年より8日遅い開花で、これによりヒカンザクラの観測地点(沖縄、奄美地方)はすべて開花しました。
*沖縄・奄美地方ではソメイヨシノは育たないため、ヒカンザクラが桜の標本木(基準木)となっています
■ヒカンザクラ:緋寒桜
沖縄、奄美地方でもっとも一般的な桜(自生している桜)で、カンヒザクラ(寒緋桜)とも呼ばれます。
花は、暗紅紫色あるいは桃紅色をしており、下向きに半開して咲きます。
沖縄、奄美地方では、桜の標本木(基準となる桜)となっています。
■生物季節観測
植物や動物の状態が、季節によって変化する現象について行なう観測。
生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その観測結果から季節の遅れや進み、気候の違いなど、総合的な気象状況の推移を知る目的で観測を行っています。
代表的な指標植物に、桜や梅があります。なお、開花は、基準となる標本木に5~6輪の花が咲いたときです。
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満開時のヒカンザクラ |
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