くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
G7外相声明、ロシアの併合を認めない

2022年10月1日、G7はロシアによるウクライナ領土の併合について、外相声明を発表しました。
   
今年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。7ヵ月経った現在も、ウクライナ東部と南部において激しい戦闘が続いています。
  
9月30日、プーチン・ロシア大統領がウクライナ国内のドネツク、ルハンスク、ザポリッジャ、ヘルソンをロシアに「編入」すると発表しました。
  
これを受けてのG7外相声明。
  
G7はウクライナの領土をロシアへ「編入」する試みについて、ウクライナの主権、国連憲章、ヘルシンキ最終文書、パリ憲章の合意された原則に対する違反であるとしました。
  
G7はこれらの「併合」と称されるものや、銃を突きつける中で行われた「住民投票」を認めないことも表明しました。
   

    
ウクライナ情勢

ウクライナは東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
 2021年

2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   
 2022年

2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
  
3月2日、国連総会でロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
  
ニュースINDEX.2022年10月上旬
★政治・国際
『ウクライナ』
風景
風景
    ページのトップへ