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ロシア、ウクライナ東部の独立を承認

2022年2月22日、外務省は、ロシアがウクライナの東部の独立を承認したことについて、外務大臣談話を発表しました。
   
21日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の独立を承認する大統領令に署名するとともに、ロシア軍に軍事基地の建設・使用の権利を与える「友好協力相互支援協定」に署名しました。
    
このロシア大統領の署名を受けての外務大臣談話。
   
談話で、ロシア大統領の署名はウクライナの主権、領土一体性を侵害し、国際法に違反するものであるとし、強い非難を表明しました。
  
また、日本はG7を始めとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応を行っていくことも明らかにしました。
   

    
▮ ウクライナ情勢
   
ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
現在、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まっています(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなっています)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   
2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認する大統領令に署名するとともに、ロシア軍に軍事基地の建設・使用の権利を与える「友好協力相互支援協定」に署名しました。
ニュースINDEX.2022年2月下旬
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