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G7外相会議、ウクライナ支援で一致

2022年2月27日、G7外相会議がオンライン形式で開催され、連携してウクライナを支援していくことで一致しました。

2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻しました。現在、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しています。
   
27日、G7外相会議がオンライン形式で開催され、ロシアによるウクライナ侵略を改めて非難した上、ロシア制裁やウクライナ支援において、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
   
外務省によると、出席した林大臣は、SWIFTからロシアの銀行を排除することに支持を表明しました。また、日本はウクライナに対し、1億ドル規模の緊急人道支援を行う用意があることも表明しました。
   
なお、会合の後半にはウクライナのクレーバ外相も参加しました。クレーバ外相は、G7の各種支援に謝意を述べるとともに、現在の情勢を説明しました。
   
G7側はウクライナの主権と領土一体性に関する支持や、ウクライナ政府及びウクライナ国民とともにあることを改めて伝えました。
   

*SWIFT…国際銀行間金融通信協会。銀行間の国際金融取引を仲介するベルギーの協同組合(国際間の決済システム)。2月26日、欧米がロシアの銀行を排除することを決定しました

    
▮ ウクライナ情勢
   
ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   
2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻しました。現在、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しています。
   
24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
ニュースINDEX.2022年2月下旬
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