くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
ウクライナ大統領、深い感謝を表す

2022年2月28日、岸田総理が、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話による首脳会談を行ないました。
   
外務省によると、電話会談は約15分間行われ、ウクライナ情勢について話し合われました。2月24日にロシア軍がウクライナへ侵攻し、現在、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。
   
会談の冒頭、岸田総理が日本政府と日本国民はウクライナ国民とともにあることを伝えるとともに、ゼレンスキー大統領自身が国家の主権と独立のため奮闘されていることに敬意を表しました。
   
岸田総理がロシアの侵略は国際法違反であり、これまでの制裁措置に加えて、ロシア中央銀行との取引を制限する制裁措置やルカシェンコ・ベラルーシ大統領への制裁措置、輸出管理措置を講じていくことを伝達しました。
   
また、すでに表明した1億ドル規模の財政支援に加え、1億ドルの緊急人道支援を行うことを伝えました。
   
これに対し、ゼレンスキー大統領は高い評価と深い感謝の意を表明しました。

    
▮ ウクライナ情勢
   
ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   
2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
ニュースINDEX.2022年3月上旬
★政治・国際
『ウクライナ』
風景
    ページのトップへ