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国連総会、ロシアに無条件撤退を要求

2022年3月2日、国連総会で、ロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
    
2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。この情勢を受けて、国連総会の緊急特別会合が開催されました。
   
3月2日、国連総会の緊急特別会合でロシアに対し、ウクライナでの軍事作戦を直ちに終了し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
   
決議採択では141ヵ国が賛成し、5ヵ国が反対、35ヵ国が棄権しました。反対したのはベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、ロシア、シリアです。

    
▮ ウクライナ情勢
   
ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   
2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   
2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
  
3月2日、国連総会でロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
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