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日本・ウクライナ、緊密に連携で一致

2022年4月2日、ポーランドを訪問した林外務大臣が、同地でウクライナのクレーバ外務大臣と会談を行いました。
   
2月24日にロシア軍がウクライナへ侵攻し、現在、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。また、この国際法違反の侵攻を受け、G7はロシアに対し、経済・金融制裁を行っています。
   
4月2日、総理特使としてポーランドを訪問中の林外務大臣が、同地でウクライナのクレーバ外務大臣と会談を行い、ウクライナ情勢について話し合い、緊密に連携していくことで一致しました。
   
外務省によると、会談で林大臣がロシアに対し、幅広い分野で厳しい制裁措置を実施していることを説明。これに対し、クレーバ大臣が日本の制裁措置に評価と謝意を示しました。
   
また、林大臣が人道支援やウクライナ避難民の受け入れを進めていることを伝えました。これに対し、クレーバ大臣が感謝の意を示しました。
  
最後に、林大臣が連帯を示すため、ウクライナの首都の呼称をウクライナ語による読み方に基づく「キーウ」に変更したことを紹介しました。これに対し、クレーバ大臣が日本の決定に歓迎を表明しました。
   

    
ウクライナ情勢

ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   

2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   

2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。


2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
  
3月2日、国連総会でロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
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