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日本・ウクライナ、引き続き連携

2022年4月26日、岸田総理がウクライナのゼレンスキー大統領と電話による首脳会談を行いました。
   
2月24日にロシア軍がウクライナへ侵攻し、現在、ウクライナ各地で激しい戦闘が続いています。また、この国際法違反の侵攻を受け、G7はロシアに対し、経済・金融制裁を行っています。
   
4月26日、岸田総理はウクライナのゼレンスキー大統領と約40分間、電話による会談を行いました。
   
外務省によると、電話会談で岸田総理が財政支援を1億ドルから3億ドルへ増額したこと、化学兵器対応用の防護マスクや防護衣、小型のドローンなどを提供したこと、食料品や医薬品もできるだけ早く供与することを伝えました。
   
これに対し、ゼレンスキー大統領が日本の支援に対し深い謝意を述べると共に、最新の情勢などについて説明を行いました。
  
最後に両首脳は、引き続き連絡を取り合い、連携していくことで一致しました。
   

    
ウクライナ情勢

ウクライナは、東にロシア、西にハンガリー、ポーランド、ルーマニア、北にベラルーシ、南は黒海に面する東ヨーロッパの国。人口は4千万人強で、主な民族はウクライナ人(78%)とロシア人(17%)です。
   
1991年、ソ連邦崩壊により独立し、民主主義国家となるも、民族対立(ウクライナ人とロシア人)が続いています。また、ウクライナにいるロシア人をロシアが支援し、ウクライナとロシアの対立ともなっています。
   

2021年12月以降、ウクライナ国境周辺地域でのロシア軍の増強により、緊張状態が高まりました(ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高くなりました)。
    
民主主義国家となったウクライナは、西側(EU)の一員になることを望んでいますが、ウクライナからロシアの首都・モスクワまでの距離は約500kmです。ウクライナが西側の一員になると、ロシアは俗に「首にナイフを突きつけられた形」となります。それを阻止するための侵攻とみられています。
   

2022年2月21日、ロシアのプーチン大統領が、ロシア人が多く住むウクライナ東部(ドネツク人民共和国、ルハンスク人民共和国と呼ばれる地域)の「独立」を承認しました(国際法違反)。


2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナ各地で激しい戦闘が発生しました。
   
2月24日、G7は首脳会議を開催し、ロシアの侵攻は国際法違反であるとし、非難するとともに、G7が連携してロシアに対し、厳しい経済・金融制裁を科すことを決めました。
  
3月2日、国連総会でロシアによるウクライナ侵略を非難し、無条件に撤退することを要求した決議が採択されました。
ニュースINDEX.2022年4月下旬
★政治・国際
『ウクライナ』
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