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NPT運用検討会議、採択されず、遺憾

2022年8月27日、外務省は第10回NPT運用検討会議について、外務大臣談話を発表しました。
  
NPT(核兵器不拡散条約)は1970年に発効した条約で、核軍縮、核不拡散、原子力の平和的利用を進めていくことを柱(NPT3本柱)としています。現在、191ヵ国が締約しています。NPT運用検討会議は5年に1度開催され、NPT3本柱に関する議論を行う会合です。
   
今月1日からニューヨークで10回目のNPT運用検討会議が開催され、国際的な核軍縮について話し合いを続けてきましたが、8月26日(日本時間27日)、成果文書がコンセンサス採択に至らず、閉会しました。
  
成果文書が採択させなかったのは、ロシアがウクライナをめぐる問題を理由に反対したため。
    
この第10回NPT運用検討会議を受けての外務大臣談話。
   
成果文書(核兵器不使用やグローバルな核兵器数減少の重要性などが盛り込まれた)が、コンセンサス採択されなかったことに遺憾を表明しました。
   
一方、ロシア以外の国は採択に反対しなかった、成果文書案が作成されたことに評価を表明しました。
 
また、核兵器国と非核兵器国の双方が参加するNPTを維持していくことが大事であり、日本は「核兵器のない世界」の実現に向け、現実的な取組を粘り強く進めていくことを表明しました。
   
ニュースINDEX.2022年8月下旬
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