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サル痘、国内15例目

2023年1月31日、厚生労働省は埼玉県で、サル痘感染者(15例目)が確認されたと発表しました。

サル痘は「サル痘ウイルス」に感染することで発症する感染症。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、ガーナ、ナイジェリア)の風土病で、天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。
   
WHOによると現在、サル痘の感染は110ヵ国に広がり、累計で8万3943人の感染者が確認されています(1月19日時点)。
   
1月31日、埼玉県に住む男性(30代)がサル痘に感染していることが確認されました(日本で15例目のサル痘感染者)。男性に海外渡航歴はありません。

なお、前日にも3名(東京都の20代男性と30代男性、埼玉県の30代男性)確認されています(12例目〜14例目)。いずれも海外渡航歴はありません。
   

  
サル痘(さるとう)
   
サル痘は、サル痘ウイルスに感染することで発症する感染症。天然痘に似た症状を持つ急性発疹性疾患です。アフリカ(カメルーン、中央アフリカ、コンゴ民主国共和国、ナイジェリアなど)の風土病で、リスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられています。
   
感染すると、5~21日の潜伏期間の後、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れなどの初期症状があり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。
   
臨床的には天然痘と区別が困難で、致死率は数%~10%。
   
対策としては、症状のある人の飛沫・体液との接触を避ける、サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類との接触を避ける、野生の狩猟肉を食べたり扱ったりすることを控える、手洗いや消毒に務め、感染が疑われる場合には直ちに医師の診察を受けること。
  
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