為替、円安進む、1ドル137円台
2023年3月8日、東京外国為替市場は前日より約1.7円、円安の1ドル137.48円で取り引きを終えました。
3月7日にアメリカFRB(アメリカの中央銀行)のパウエル議長が下院の委員会で証言し、利上げを再加速する可能性を示しました。
パウエル議長の発言は、引き続きインフレ率が高いこと、またアメリカ経済が強いこと(利上げしても失業率は低いまま)が背景にあります。
この発言を受け、外国為替市場は「ドル高円安」の流れが進み、8日の東京市場は1ドル137円台となりました。
最近の外国為替市場
外国為替市場は昨年3月以降、アメリカ政策金利の引き上げ(高いインフレ率を抑えるため)や、ロシアによるウクライナ侵攻(有事のドル高)を受け、「ドル高円安」の流れになり、昨年10月21日には1ドル150円台となりました。
その後、アメリカの消費者物価(インフレ率)が低下したことを受け、「ドル安円高」の流れとなり、今年最初の取り引きとなる1月4日は1ドル130円台、1月13日には1ドル128円台となりました。
1月後半から強いアメリカ経済指標を受け、「ドル高円安」の流れに変わりました。
*為替レートは日本銀行発表
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