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桜前線、旭川で開花。9日早い

2023年4月25日、気象庁は旭川で桜(エゾヤマザクラ)が開花したと発表しました。平年より9日早い開花です。
  
4月半ばから気温低めに変わったため、桜前線のスピードが減速した形です(函館は平年より14日早い、札幌は16日早い開花でした)。
  
なお、エゾヤマザクラの名所として有名な北海道新ひだか町の二十間道路(にじゅっうけんどうろ)は同日に満開を迎えました。見頃は今月末まで続く見込みです。
 
*二十間道路桜並木…北海道新ひだか町にある直線約7kmの道路脇に、エゾヤマザクラを中心に約2200本の桜が植栽されています。道路の幅が二十間(約36m)あるため、この名が付きました。北海道を代表する桜名所のひとつ

*札幌より北と東側の地域では「エゾヤマザクラ」が桜の標本木となっています
  

     
エゾヤマザクラ
   
北海道ではエゾヤマザクラと呼ばれていますが、本州ではオオヤマザクラと呼ばれることが多い桜です。元々、日本に自生している桜の一つ。寒さに強く、北海道を代表する桜です。
     
花は濃いピンク色で、ヤマザクラと同様、花の開花と同時に葉も展開します。エゾヤマザクラの代表的な名所としては、二十間道路桜並木(北海道新ひだか町)があります。
      
かつて、ソメイヨシノの北限が北海道・札幌であったため、札幌より北と東ではエゾヤマザクラが桜の標本木となっています。なお、現在では地球温暖化の影響で、北海道の最北端・稚内でもソメイヨシノが育ちます。
   
ニュースINDEX.2023年4月下旬
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