大宰府天満宮(梅の名所)とは
大宰府天満宮は福岡県太宰府市にある、「学問の神様」として有名な菅原道真をお祀りする神社です。
「東の偕楽園、西の太宰府天満宮」と呼ばれるほど、日本を代表する梅の名所です。境内には6千本の梅が咲き誇ります。
中でも、飛梅が有名です。飛梅は同天満宮の御神木で、樹齢1000年を超えるとされる白梅(3株)。本殿前の右側に植えられており、例年、太宰府天満宮の梅のなかでいちばん先に咲きます。
平安時代、菅原道真が大宰府へ左遷されたとき、京都の屋敷にあった梅が道真を慕って、一夜で大宰府まで飛んできた木といわれています(伝説)。
例年、飛梅が満開時に境内全体の梅は3分咲き、飛梅が散り始め時に、境内の梅は満開となります。早咲き品種から遅咲き品種まで、多数の品種が植えられているため、見頃は約1ヵ月続きます。
*見頃の時期は気象条件により変わってきます。梅見頃情報でご確認を
見どころ・注意
▮ 西日本を代表する名所
境内には6千本の梅が植栽されています。また、早咲き品種から遅咲き品種まで、多数の品種が植えられているため、見頃は約1ヵ月続きます。西日本を代表する梅の名所です。
▮ 2月25日頃がピーク
菅原道真の命日が2月25日であるため、菅原道真を祀る天神・天満宮では、2月25日に境内の梅が満開になるよう植栽されているところが多数です。
多数の品種があり、長く見頃が続く太宰府天満宮も、2月25日頃に見頃ピークを迎えます(平年)。ただし、冬の気温により梅の見頃期は大きく変わります(最大2ヵ月ズレます)。
▮ 皇后の梅も有名
皇后の梅(きさいのうめ)は、本殿前の左側に植えられている遅咲き梅(花はピンク色)。貞明皇后(ていめいこうごう、大正天皇の皇后)様が大正時代に、葉山御用邸からご持参されてお手植えされた梅です。飛梅(本殿前の右側)が有名ですが、皇后の梅(本殿前の左側)も有名です。
▮ 曲水の宴が行われます
毎年3月第1日曜日に、境内にある「曲水の庭」で、禊祓(みそぎはらえ)の神事「曲水の宴」が行われます。
曲水の宴は、古代からの宮中行事。水の流れのある庭園(曲水の庭)で、参宴者は上流より流れてくる酒盃が、自分の前を過ぎる前に和歌を作り、お酒をいただきます。奈良時代には盛んに行なわれ、平安時代に入ると、貴族の邸宅などでも行われるようになりました。
大宰府天満宮の曲水の宴は、958年、大宰大弐の小野好古が始めたとされます。一時、途絶えましたが、1962年に再興され、参宴者が十二単(じゅうにひとえ)などの平安装束をまとい、梅花の下、行われています。
▮ 土日を中心に混雑します
九州を代表する観光地であるため、1年中、多数の参拝者が訪れます。また、梅花の時期(1月〜3月)は「学問の神様」に祈願やお礼参りのため、多数の受験生が訪れます。土日を中心に境内が混雑します。
▮ 飛梅に注意
飛梅があまりにも有名で、「飛梅が開花」、「飛梅が満開」などのタイトルでニュースとなります。このため、「飛梅が見頃」=「太宰府天満宮が見頃」と勘違いする方も多くいます。
飛梅は太宰府天満宮の梅のなかで一番先に咲きます。飛梅が満開を迎えた時点で、境内は3分咲き程度です。
▮ 大雪と高温に注意
太宰府(福岡県)は日本海側に位置するため、冬に大雪(積雪)となる年もあります。積雪すると気温が下がり(融雪に熱が奪われます)、梅の花芽の生長が止まります。このため、大雪(積雪)の年は見頃時期が大きく遅れます。
一方、近年、3月に入ると急激に気温が高くなります。2021年の3月は平年より3℃高くなりました。この高い気温により、花が散り、見頃期間が短くなっています。3月の気温が高くなっているのは地球温暖化の影響とみられており、今後も続く見込みです。


