蓮華寺とは
京都市左京区にある天台宗の寺院。書院から眺める池泉鑑賞式の庭園(額縁庭園)が有名で、洛北を代表する紅葉名所です。
元々は、七条塩小路(現在の京都駅付近)にあった寺院ですが、応仁の乱で焼失。その後、江戸時代初期に加賀前田藩の家老・今枝近義(いまえだちかよし)が、現在の地(上高野)に再建しました。そのため、江戸初期の池泉鑑賞式庭園を持つ寺院となっています。
晩秋に池泉鑑賞式庭園の木々が色づき、現在では京都を代表する額縁紅葉の名所です。
*池泉鑑賞式(ちせんかんしょうしき)庭園…池を中心に配し、池中に設けた小島、橋、名石などで、仏教や神仙思想などを反映した庭園。書院から鑑賞します
見どころ・注意
▮ 洛北を代表する名所
規模は小さいですが、洛北(京都市の北大路通より北側)を代表する紅葉名所の一つです。
晩秋に池泉鑑賞式庭園の木々が色づき、京都を代表する額縁紅葉の名所となっています。
なお、山門付近と庭園とでは、例年、見頃の時期が異なります。山門付近は早く、庭園は洛北でもっとも遅いことで有名です。
▮ SNS映えする名所
圓光寺とともに、京都を代表する額縁紅葉の名所です。額縁紅葉は、額縁に入ったような紅葉を見ることができる、寺院などの紅葉名所。なお、書院からの画像撮影は許可されていますが、それ以外の場所での撮影は禁止されています。
▮ 発色が良くない年も
あたり年(発色いい年)は、葉が緑色→黄緑→朱色→紅葉色→濃い赤と変化し、落葉します。発色がいい年は、黄緑と朱色の混在する時点から、十分見頃です。ただ、近年は色具合(発色)が落ちています。
蓮華寺に限らず、京都全体が悪くなっており、秋の気温が高くなった影響、特に都市熱(ヒートアイランド)により夜間の気温が高くなっている影響が大きいと考えられています。
基本的には、秋の気温が高く推移している年(特に最低気温が高い年)は、発色が良くありません。良くない年は、葉の色が緑色から、直接、濁った赤に変わります。
その後、濁りが取れ、きれいな赤に変わることもありますが(色づきが「持ち直した」といわれます)、黄緑色や朱色などが混在する錦にはなりません。
▮ 青葉や雪の季節も
青紅葉の季節や冬場(積雪時)の景観も、素晴らしいことで有名です。特に、雪が積もった日の庭園は、紅葉見頃期より趣きのある景観となります。
▮ 混雑します
他の紅葉名所から離れた場所に位置するため、かつては穴場とされましたが、近年では人気となり、紅葉シーズンは混雑します。
また、かつては大型バスで訪れる団体客はなかったのですが、最近では大型バスで訪れる団体客もあり、規模の小さな紅葉名所のため、団体客が訪れた時間帯は大変な混雑となります。
見頃時期
11月中旬~下旬(9時~17時)
*最新の見頃情報は「京都の紅葉見頃情報」へ
