
2023年5月1日、アメリカの地方銀行「ファースト・リパブリック・バンク」が経営破綻、当局の管理下(公的管理下)に置かれました。
ファースト・リパブリック・バンク(カリフォルニア州)は、アメリカの有力地方銀行(アメリカ16位の銀行)。政策金利の引き上げ(利上げ)により銀行収益が悪化、経営不振に陥っていました。
5月1日、経営破綻し、公的管理下に置かれました。また同日行われた入札により、アメリカ最大の銀行「JPモルガン・チェース銀行」が同銀行を買収することも決まりました(預金は全額保護されます)。
なお、アメリカでは今年3月から銀行の破綻が続いています。3月10日にシリコンバレー銀行(カルフォルニア州)、3月12日にシグネチャー・バンク(ニューヨーク州)が破綻しています。
破綻は急激な政策金利の引き上げによる銀行収益の悪化が要因です。アメリカ金融当局(FOMC)はインフレ率を下げるため、2022年3月から政策金利引き上げを続け、わずか1年でゼロ金利から4.75-5.00%に引き上げられました。

アメリカのFRB・連邦公開市場委員会(FOMC)は、高くなっているインフレ率を下げるため、2022年3月から政策金利の引き上げを始めました。
2022年2月にはゼロ金利だった政策金利は、現在(2023年4月時点)、4.75-5.00%となっています。また、2022年まで金融緩和のため買い入れてきた国債やMBSの売却(削減)を2022年6月から開始しました。
▮ 2022