桜開花予測、京都は3月23日
2025年の京都・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年より3日早い、3月23日。
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。
京都の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
2025年の京都の桜は、2024年秋の気温が高い影響で花芽の休眠打破が1日遅い計算です。休眠打破後の花芽生長は3月の気温が高い(予想)影響で早い見込みです。
京都の桜開花予想は平年より3日早い、3月23日です(計算式は下記)。
なお、ソメイヨシノの満開は3月29日から4月3日頃の予想です。
*2024年11月25日現在の予想
2025京都開花予想(計算式)
▮ 計算の前提条件
開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①
休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)
京都の最低気温が8℃以下になるのは11月16日以降(平年値)。
2月3日を積算温度計算の基準日(平年の休眠打破日:過去10年の平均、Qnewニュースの計算による)とする。
気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。
1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間(平年値)…②
気象庁の3ヵ月予報より、12月~2月の気温は平年並の予想。また近年、3月の気温は高くなっており、2025年の3月も2℃高いと予想。
▮ 2025年の休眠打破
2024年11月後半(15日間)の気温は平年より0.6℃高く推移しています。これによる休眠打破の遅れは、
15日×0.6℃×2時間=18時間…③
2024年12月の気温は平年並の予報。このため、休眠打破の進みも遅れも無い。
31日×0.0℃×2時間=0時間…④
2025年1月の気温は平年並の予報。このため、休眠打破の進みも遅れも無い。
31日×0.0℃×2時間=0時間…⑤
2025年2月(2日まで)の気温は平年並の予報。このため、休眠打破の進みも遅れも無い。
2日×0.0℃×2時間=0時間…⑥
休眠打破の遅れ(③+④+⑤+⑥)は、
18時間+0時間+0時間+0時間=18時間…⑦
休眠打破が遅くなる日数は(⑦÷②)、
18時間÷21時間=0.9日(1日)
2025年の休眠打破は「平年より1日遅い」2月4日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 2月の積算温度
2月(4日〜28日)の気温は平年並(5.4℃)の見込み。2月の日数は25日(4日〜28日)。2月の積算温度は、
5.4℃×25日=135.0℃…⑧
▮ 3月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー135.0℃=225.0℃…⑨
▮ 3月に必要な日数
必要な積算温度(⑨)を、3月の予報気温10.1℃(平年より2℃高い)で割ったもの。
225.0℃÷10.1℃=22.3℃(約23日)
計算上の京都の桜開花日は平年より3日早い3月23日。
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