桜開花予想2025、大阪は3月27日
*この開花予想は開花後に実際の気温を当てはめ、計算したものです(正解の計算式。休眠打破日や開花計算に間違いがないか確認するためのもの)。
2025年の大阪開花予想は3月26日でしたが、実際には3月27日に開花しました。予想のズレは「休眠打破日のズレ」が要因。平年の休眠打破日を2月11日として計算していましたが、これまでより2日遅い2月13日が正解だったようです
2025年の大阪・桜(ソメイヨシノ)開花予想は平年と同じ、3月27日です。
桜の花芽は前年の夏に作られ、秋になると休眠に入ります。その後、一定期間、低温に受けると休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます)。休眠から目覚めた桜の花芽は、気温の上昇とともに生長、開花します。
大阪の桜は早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。平年の桜開花日は3月27日です。
2025年の大阪の桜は、11月と1月の気温が高い影響で花芽の休眠打破が1日遅い計算です。休眠打破後の花芽生長は、3月の気温が高い影響で早い見込みです。
大阪の桜開花予想は平年と同じ、3月27日です(計算式は下記)。
なお、ソメイヨシノの満開は4月2日〜4月7日頃の予想です。
2025大阪開花予想(計算式)
▮ 計算の前提条件
開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①
休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。なお、4℃以下の場合は2倍休眠打破が進む(4℃以下の場合は半分の500時間)。
大阪の最低気温が8℃以下になるのは11月26日以降(平年値)。
2月13日を積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加。逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少する。
1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち16時間(平年値)。…②
気温の実測値は気象庁の観測値を使用
▮ 2025年の休眠打破
2024年11月(26日〜30日までの5日間)の気温は平年より0.8℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
5日×0.8℃×2時間=8時間…③
2024年12月の気温は平年より0.1℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
31日×0.1℃×2時間=6.2時間…④
2025年1月の気温は平年より0.6℃高くなりました。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.6℃×2時間=37.2時間…⑤
2025年2月(平年の休眠打破日の前日まで。12日まで)の気温は平年より1.5℃低くなりました。これによる休眠打破の進みは、
12日×1.5℃×2時間=36時間…⑥
休眠打破は進み(12月の6.2時間、2月の36時間)より遅れ(11月の8時間、1月の37.2時間)の時間が多い。休眠打破の遅れ(③ー④+⑤ー⑥)は、
8時間ー6.2時間+37.2時間ー36時間=3時間…⑦
休眠打破が遅くなる日数は(⑦÷②)、
6時間÷16時間=0.4日(1日)
2025年の休眠打破は「平年より1日遅い」2月14日(計算上はこの日から桜の花芽が生長を始める)。
▮ 2月の積算温度
2月14日、15日の気温は5.6℃、7.8℃。2月16日〜20日の気温は5.4℃(平均)、2月の下旬の気温(平均)は6.3℃となりました。2月の積算温度は、
5.6℃+7.8℃+(5.4✕5日)+(6.3℃×8日)=90.8℃…⑧
▮ 3月に必要な積算温度
開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー90.8℃=269.2℃…⑨
▮ 3月の開花に必要な日数
必要な積算温度(⑨)を、3月の気温10.2℃(平年より0.3℃高い気温)で割ったもの。
269.2℃÷10.2℃=26.4(27日)
計算上の大阪の桜開花日は平年と同じ、3月27日。
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