GDP1-3月期、マイナス5.1%
2021年5月18日、内閣府が2021年1-3月期(四半期)の国内総生産(GDP)1次速報値を発表。
1-3月期のGDP成長率は、実質値でマイナス1.3%、年率換算ではマイナス5.1%となりました。
マイナス成長は、国内需要が落ち込んだことに因ります。民間最終消費支出はマイナス1.4%、政府最終消費支出はマイナス1.8%です。
国内需要の落ち込みは、武漢肺炎感染拡大の影響により、各地に緊急事態宣言が発出されていた影響とみられています。
緊急事態制限は、政府が発出する新型インフル特措法に基づく宣言。宣言により、飲食店の営業制限、テレワークの推進、不要不急の外出自粛、スポーツやコンサートなどにおける興行制限が要請されます。
1月7日から1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に、1月13日から大阪、京都、兵庫、愛知、岐阜、福岡、栃木の7府県に発出されました。その後、感染者が減少した地域から解除され、3月22日にすべての緊急事態宣言が解除されました。
なお、名目GDPはマイナス1.6%、年率換算でマイナス6.3%です。
■GDP成長率:2021年
・1-3月期…-5.1%
*GDPは実質GDP、年率換算値、2011暦年連鎖価格
■GDP成長率:過去5年
・2016年…+0.6%
・2017年…+1.9%
・2018年…+0.8%
・2019年…+0.7%
・2020年…-4.8%
*GDPは実質GDP、2011暦年連鎖価格
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