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5回目の日中韓FTA、行われる

2014年9月5日、外務省と経済産業省は、5回目となる日中韓自由貿易協定(FTA)交渉が終了したことを発表。
(9月1日から中国・北京で開催されていた)

両省によると、今回の会合では物品貿易、サービス貿易、投資、競争、知的財産等の広範な分野について議論を行なった。
また、次回の6回会合を、11月下旬に日本で開催する方向で調整することになった。

なお、日中韓自由貿易協定(FTA)交渉は、当初より批判の強い事案であるが、中国の東シナ海防空識別圏設定でさらに反対意見が強くなっている(参考1)

【日中韓FTA・交渉経緯】
2012年5月13日、北京で、日本、中国、韓国の首脳が会談、3ヵ国によるFTA交渉を、年内に開始することで合意。

2012年8月21日、中国・青島で、日中韓FTA(自由貿易協定)事務レベル協議。
2013年3月26日、韓国・ソウルで、第1回目となる日中韓自由貿易協定(FTA)交渉が行われる。
2013年7月30日~8月2日、中国・上海で、2回目の交渉。
2013年11月26日~11月29日、東京で、3回目の交渉。
2014年3月4日~3月7日、韓国・ソウルで、4回目の交渉。
2014年9月1日~9月5日、中国・北京で、5回目の交渉。

【参考1・日中韓FTAに対する主な反対理由】
1、竹島
日本の領土・竹島を、韓国が不法占拠している。
(2012年、当時の韓国大統領が、竹島に上陸したことも)

2、尖閣諸島
日本の領土・尖閣諸島を、中国が侵略しようとしている。
(2012年8月、中国人7名が不法上陸)
(現在も尖閣周辺に中国当局の船を航行させ、挑発している)

3、中国の東シナ海防空識別圏設定問題
2013年11月23日、中国が、東シナ海上空に「防空識別圏」を設定。
この防空識別圏には、日本の領土・尖閣諸島(沖縄県石垣市)上空周辺も含まれている。
また、日本の設定している防空識別圏と大きく重なり合う空域で、戦闘が起こる可能性も高い。

4、日本の大陸棚に対する中国、韓国の嫌がらせ
2012年4月27日、大陸棚限界委員会は、日本が申請した大陸棚「パラオ海嶺南部海域」を先送り。
中国と韓国が、沖ノ鳥島は大陸棚を有しない「岩」であると主張し、同島を基点とする日本の大陸棚延長申請に反対しているため。

ニュースINDEX.2014年9月②
★政治・国際
『FTA』

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