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引き続き、白い町に渡航される方は注意を

2015年5月27日、外務省が、ペルー南部のティア・マリア鉱山開発計画への抗議活動について(その2)、渡航情報(スポット情報)を発表。

ペルー南部のアレキパ州において、ティア・マリア鉱山開発計画に反対する住民の抗議活動が3月24日以降、活発化し、治安部隊との間で衝突が繰り返されています。
5月14日には、「白い町」として有名な州都・アレキパ市でも衝突が起こり、20人以上の負傷者が発生しました。
5月22日までに、民間人を含む4人が死亡、少なくとも300人以上の負傷者が発生しています。

また、アレキパ州以外の8州(アプリマック州、モケグア州、タクナ州、プノ州、クスコ州、フニン州、カハマルカ州、アヤクチョ州)にも、抗議活動が波及する動きがあります。

同地域への渡航・滞在を予定されている方は、不測の事態に巻き込まれることがないよう、安全確保に注意を払ってください。

【アレキパ(ペルー)】
ペルー南部にある同国第2の都市(人口約90万人)で、アレキパ州の州都。
アンデス山脈南西斜面に位置し、標高は約2300m。
熱帯に位置するが、標高が高いため、年間を通じて気温は10℃~20℃で晴天が続く。

元々はインカ帝国の都市であるが、16世紀前半にスペインの植民都市となり、ヨーロッパのバロック様式と先住民の伝統的様式が融合する「白い火山岩で造られた建物」が街中に建設された。
このため、アレキパは別名「白い町」と呼ばれ、美しい白い建物が多数残る中心部は、2000年「アレキパ市の歴史地区」として世界遺産に登録された。
もっとも有名なのは、1579年に建設されたサンタ・カタリナ修道院で、外部は白い壁で囲まれ、内部は迷路のような回廊が巡らされている。

産業は鉱業、ビール、製糸、果樹農業の他、世界中から観光客が訪れ、観光産業も盛んである。
日本からもツアーが組まれている。
シークザジパング
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