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11月20日のアルバイーンに注意

2016年11月14日、外務省が、イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」について、海外安全情報(広域情報)を発表。

11月20日頃は、イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」に当たります。
アルバイーンは、預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたとされる命日(アーシューラー)から40日目に実施される喪明けの儀式。
シーア派イスラム教徒にとって重要な宗教行事のひとつです。
       
現在のところ、アルバイーンに際して、テロの実行を呼びかける声明は確認されていませんが、今年10月の「アーシューラー」期間中に、アフガニスタンやイラクにおいて、テロが複数発生しています。
また、今年1月、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)が、機関誌「ダービク」において、シーア派に対する攻撃を呼びかけています。
      
アルバイーン期間中やその前後に海外へ渡航される方は、テロなど不測の事態に巻き込まれることのないよう、安全確保に十分注意してください。
行列や集会などのアルバイーン関連行事には近づかないでください。
        
<アーシューラーとアルバイーン>
アーシューラーは、預言者ムハンマドの孫フサインが殺害されたことを悼む宗教行事。
フサインが殺害されたとされる命日に行われる。
シーア派イスラム教徒は、フサインを正統な指導者と考えており、この宗教行事に際して、自らの身体をたたいたり、泣き声をあげるなどして、フサインの「殉教」を想起します。
2016年のアーシューラーは、10月11日から10月12日頃。
     
アルバイーンは、アーシューラーから40日目に行われる喪明けの儀式。
地域によっては「チェヘラム」とも呼ばれる。
2016年は11月20日頃。

ニュースINDEX.2016年11月③
★社会・国際
『イスラム教』


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