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中東へ渡航される方、MERSに注意

2016年12月8日、外務省が、渡航情報・広域情報「MERSコロナウイルスによる感染症の発生(その90)」を発表。

2012年9月以降、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者が、引き続き報告されています。
世界保健機関(WHO)によると、これまでに累計で1841人のMERS感染者が確認されており、このうち関連死亡者は652人となっています。

WHOによれば、中東地域では、2013年以降、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン、レバノン、イエメン、クウェート、イラン、バーレーンで感染例が報告されています。
また、サウジアラビア保健省によれば、11月20日から12月3日までの間に、同国では、新規感染者12人が確認され、これまでの感染者数の累計が1491人(うち死亡者数618人)となりました。

感染例が報告されている地域に渡航される方や現地に滞在している方は、最新の情報を入手するとともに、感染予防に努めてください。

<MERSコロナウイルス感染予防策>
一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの症状を引き起こします。
・休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
・手指等の衛生保持に心掛ける。
・できるだけ人混みを避けるか、マスクの着用を励行する。
・咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
・温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
・高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。

*50歳以上や、慢性疾患(糖尿病、高血圧、喘息、腎障害、心疾患、呼吸器疾患等)を持っている場合は重症化するリスクが高く、注意が必要です。
*感染源である可能性が高いラクダとの接触を避ける。ラクダは威嚇行動でつばを吐くことがありますので、不用意な接近は避けてください。また、未殺菌のラクダ乳の摂取は厳につつしんでください。

ニュースINDEX.2016年12月②
★社会・国際
『渡航情報・中東』


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