モロッコ、毒物を用いたテロに注意
2016年3月9日、外務省が、モロッコでのテロの脅威について、渡航情報(スポット情報)を発表。
3月3日、モロッコ内務省は、2月18日のテログループ摘発の押収物に、致死性の高い生物由来の毒物が含まれていたこと、同毒物を用いたテロが計画されていたことを明らかにした。
モロッコに渡航される方は、モロッコ各地のいかなる場所においても、テロの脅威や不測の事態に巻き込まれる可能性があることを念頭に置き、安全確保に十分注意を。
<モロッコ・2月18日のテログループ摘発>
2016年2月18日、モロッコの中央司法捜査局が、エッサウィラ、メクネス、シディ・カセムにおいて活動していたテログループを摘発し、機関銃、拳銃、爆弾など、多量の武器を押収した。
この摘発により、テロリストらは、爆発物や自動車爆弾によるテロを計画していたことが明らかとなった。
地元報道によれば、標的とされていたのは首都ラバトの国会、カサブランカのモロッコ・モール、モロッコ王立リン鉱石公社、タバコ公社、エッサウィラのソフィテル・ホテル、旧市街(メディナ)、欧州からの観光客、同地の名士や軍の高官、メクネスとマラケシュの軍の兵舎。
このテログループの摘発を受けて、モロッコ治安当局は外国人学校、外交団周辺の警戒レベルを最高度に引き上げるとともに、モロッコ全土の関連施設周辺の監視を強化するよう、警察に命令を下した。
|
|
|
|