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ジカ熱、フィリピンで国内感染を確認

2016年9月6日、外務省が、フィリピンでのジカウイルス感染症について、海外安全情報(スポット情報)を発表。

9月6日、フィリピン保健省は、イロイロ市出身の女性(45歳)のジカウイルス感染が確認されたと発表。
これは、フィリピンで今年初めて確認された感染例となりました。
また、この女性は他の流行地域への渡航歴がないことから、フィリピン国内で蚊に刺されて感染した可能性が高いとしています(国内感染)。
    
フィリピンへの渡航を予定している方、既に滞在されている方は、蚊に刺されないための対策を行うなど、十分に注意して下さい。
特に、妊娠中の方、妊娠を予定している方は、渡航・滞在を可能な限り、控えてください。
       
<ジカウイルス感染症とは>
ジカウイルスが原因の感染症。
発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などの症状がでる。
(発熱の症状から「ジカ熱」とも呼ばれる)
また、妊娠中などに感染した場合、小頭症や重症な胎児の脳障害を引き起こすことも多い。
        
感染は、ウイルスを持ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されたことで伝染る。
極めて稀なケースとして、献血や性交渉による感染の可能性も指摘されている。
ジカウイルスを保有した蚊に刺され、感染してから発症するまでの期間(潜伏期間)は2~12日。
主に2~7日で、およそ2割の人に発症すると言われている(感染しても8割の人間は症状が出ない)。
       
<ジカウイルス感染症と小頭症等との関連>
2016年4月13日、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、ジカウイルスが小頭症及びその他の重症な胎児の脳障害を引き起こす原因であると発表。
ブラジル保健省によれば、2015年11月から2016年8月第1週までに、同国内で8890例の小頭症の疑い例が報告された。
このうち、検査結果が確定した5912件のうち1806件について、先天性小頭症及び(又は)中枢神経異常と判定されています。
引き続き、妊婦及び妊娠予定の方の流行国・地域への渡航及び滞在は可能な限りお控えください。

ニュースINDEX.2016年9月②
★社会・国際
『感染症・フィリピン』
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