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マダガスカル、ペストが流行

2017年10月20日、外務省が、マダガスカルでのペストについて、海外安全情報(スポット情報)を発表。

世界保健機関(WHO)によると、マダガスカルにおける、8月1日から10月15日までのペスト感染例は、849例(疑い例を含む)。
うち死亡は、67例です。
         
この事態を受け、外務省は、マダガスカルへ渡航を予定している方、既に滞在中の方に対し、ペストの感染予防に努めるよう呼びかけました。
    
  <ペスト>
ペスト菌による感染症です。
症状や感染経路で、腺ペストと肺ペストに分けられますが、患者の80~90%は腺ペストです。
       
腺ペストは、菌を保有するネズミなどから、ノミを介して感染します。
潜伏期間が2~7日で、リンパ節が腫れるほか、発熱や頭痛、悪寒などが現れます。
         
肺ペストは、ペスト菌による肺炎で、咳などによる飛沫感染でヒトからヒトに伝播します。
潜伏期間は2~3日で、発症後12~24時間で死亡すると言われています。
          
症状は、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の発熱、急激な呼吸困難や、血が混じった痰を伴う重い肺炎です。
       
予防は、ネズミが生息している場所に立ち入らない、ペストが流行している地域には立ち入らないこと。
       
肺ペストの予防は、外出時のマスク着用、帰宅時の手洗い、うがいの励行、人混みを避ける、重い肺炎の症状を示している人には近づかないことが重要です。
         
他には、ペスト菌を保有するノミやネズミの駆除、腺ペストの患者の体液に触れないこと、患者やネズミなどに直接接触した人への抗生物質の投与も有効です。
シークザジパング
ニュースINDEX.2017年10月②
★社会・国際
『マダガスカル』
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