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FRB次期議長、パウエル氏を指名

2017年11月2日(現地時間)、トランプ・アメリカ大統領が、FRB(連邦準備制度理事会)の次期議長に、ジェローム・パウエルFRB理事を指名すると発表。
         
現在のイエレン議長の任期は、来年2月初めまで。
その後任人事。
      
パウエル氏は64才。
ジョージ・H・W・ブッシュ政権(父ブッシュ)では、財務次官を務めた人物です。
2012年、FRBの理事に就任し、2014年に再任されています。
        
なお、FRB議長は上院の同意人事で、アメリカ議会上院の承認が必要です。

【FRB議長】
アメリカの中央銀行にあたる政府機関FRB(連邦準備制度理事会)のトップ。

14年任期のFRB理事の中から、議長(任期は4年)が任命されます。
任命は、アメリカ大統領が上院の助言と同意に基づいて行ないます(上院の同意人事)。

議長は理事の期間であれば、何度でも再選可能であるため、20年近くFRBの議長を務めた人物も存在します。

また、FRB議長は、アメリカの金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の議長も務めます。
       
FOMCは、FRB理事7人、ニューヨーク連邦準備銀行総裁、持ち回りで選ばれる他地区連銀総裁4人、計12名で構成されるアメリカの金融政策決定機関で、定期的には年8回開催されます。

なお、FRBは政府機関であるが、同時に強い独立性を有しているため、FRB議長は大統領に次ぐ、アメリカ・ナンバー2の権力者と言われています。
         
*理事の任期は14年で原則1期だが、任期途中で辞めた理事の後任は再任が可能であるため、最大28年間、理事を務める可能性もあります。そのため、議長も28年間務める可能性があります。

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