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24日は下落、1バレル53ドル台に

2017年2月24日(現地時間)、週末のニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(4月限)は、前日末より0.46ドル下落し、1バレル53.99ドルで取り引きを終えた。
    
原油価格は、1月下旬から1ドル53ドル前後の安定した取り引きとなっていたが、2月21日に価格が上昇、1バレル54ドルに上昇。
翌22日には下落し、1バレル53ドル台に戻ったが、23日は再び上昇、1バレル54ドル台となった。
週末の24日は、再び下落し、1バレル53ドル台となった。
      
*1バレル…約159リットル。
*原油価格は、在庫の状況や世界的な景気減速懸念、産油国による減産が実際に行なわれるかどうかの「思惑」で、乱高下の相場となっている
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与える。このため、原油価格の推移に注目が集まっている。
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなった。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えた。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなった。
その後、1バレル30ドルを挟んで乱高下を続けたが、2016年2月下旬から上昇の流れとなり、2016年3月17日に1バレル40ドル台を回復。
2016年8月2日には在庫の増加などから1バレル40ドル割れ(39.51ドル)となったが、8月3日以降、価格が上昇。
       
2016年9月28日にアルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議終了後、イランのザンギャネ石油相が減産で合意と発言したことにより、取り引き価格が上昇。10月以降は1バレル50ドル前後での取り引きが続いた。
2016年11月30日、OPEC総会での減産合意後は、原油価格が高騰、2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えた。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇。

ニュースINDEX.2017年2月③
★経済・国際
『アメリカ』


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