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ギニア、はしかが流行、注意を

2017年3月29日、外務省が、ギニアでの麻しん(はしか)について、渡航情報(スポット情報)を発表。

ギニア保健省によると、ギニアでは、2017年1月から3月18日までに、麻しんの感染疑いが3430例、発生しました。
このうち、現在までに検査で2944例の麻しん感染が確定し、死亡例は5例です。
         
また、ギニア保健省は、2月8日、コナクリ市の5区、及び15県に対して、麻しん流行宣言を発出し、12県に対しては警戒宣言を発出しました。
ギニアに渡航される方は、麻しん(はしか)に注意を。
         
*麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を2回受けていない場合、又は接種既往が不明の場合には、予防接種を受けることが推奨されています
     
<流行宣言地域>
コナクリ市(ラトマ区、マトト区、マタム区、カルム区、ディクシン区)、コヤ県、ボッファ県、ディブレカ県、フォレカリア県、フリア県、キンディア県、ンゼレコレ県、ゲケドゥ県、シギリ県、ダラバ県、カンカン県、ヨムー県、ボケ県、キシドゥグ県、ファラナ県
    
<警戒宣言地域>
マンディアナ県、ロラ県、ベイラ県、クンダラ県、マセンタ県、ダボラ県、ラベ県、マムー県、トゥゲ県、クルサ県、ディングイライェ県、ケロワネ県
       
【麻しん】
伝染性の強い急性発疹性のウイルス感染症。
感染者の気道分泌物(鼻、咽頭、口腔からの飛沫、飛沫核)による空気感染、飛沫感染などにより、感染します。
     
<症状>
潜伏期間は10~12日で、主な症状は38℃前後の発熱、咳、鼻汁、結膜充血、目脂、発疹など。
また、合併症として肺炎、脳炎など。
       
<治療>
特別な治療法はなく対症療法が中心となります。
一度、典型的な麻しんを発症した人は、通常、終生免疫が獲得されます。
    
<予防方法>
麻しんは感染力が非常に強いため、事前の予防対策が重要となります。
これまで予防接種を受けていない方や、1回しか接種を受けていない方には、麻しん風しん混合ワクチンの接種が勧められます。
     
なお、現在の定期予防接種は、生後12月から生後24月に至るまでの間にある小児(1期接種)、及び小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある5歳以上7歳未満の小児(2期接種)に対して、実施しています。

ニュースINDEX.2017年3月③
★社会・国際
『感染症・ギニア』


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