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引き続き、ブラジルでの黄熱に注意

2017年5月30日、外務省が、ブラジルでの黄熱について、海外安全情報(スポット情報)を発表。

ブラジル保健省によると、2016年12月1日から2017年5月25日までの、ブラジル国内の黄熱感染・確定例は778例。
このうち、死亡例は267例。
         
感染者の発生地域は、南東部の3地域(ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州、サンパウロ州)が中心となっています。
       
ブラジルに渡航される方は、黄熱ワクチンの接種や蚊に刺されないための対策を講じてください。
     
*黄熱ワクチンは、9か月未満の幼児、妊婦などについては接種が推奨されていません
*確定例以外に、現在、調査中の疑い例が多数、報告されています
      
【黄熱とは】
黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)に刺されることでかかる全身性の感染症。
アフリカと南アメリカなどで感染者が報告されています。
ヒトからヒトへ感染することはありません。
      
<症状>
通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。
       
感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が重症となり、重症になった患者の致死率は20~50%に達します。
発症した場合には、重篤になるリスクの高い感染症です。
       
<治療・予防方法>
・特別な治療法はなく、対処療法が行われます。
      
・黄熱ワクチンの接種により予防することができ、1回の予防接種で終生免疫を獲得することができます。
黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種後10日後から有効となりますので、渡航を計画されている方は、早めに接種を行うことが大切です。
         
・ウイルスをもった蚊に刺されることで感染するため、蚊に刺されないことが重要。

ニュースINDEX.2017年5月③
★社会・国際
『ブラジル』


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