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ブラジルで黄熱が再流行、注意

2018年1月26日、外務省が、ブラジルでの黄熱の再流行について、海外安全情報(スポット情報)を発表。

ブラジルでは、2017年9月に、黄熱の流行終息が宣言されましたが、現在、再び、黄熱が流行しています。
       
世界保健機関(WHO)によると、2017年7月1日から2018年1月14日までに、確定例35例(うち死亡20例)、及び疑い例145例が報告されています。
 
また、WHOは1月16日、ブラジルにおける黄熱の再流行を受け、サンパウロ州全域を黄熱ワクチンの推奨地域としました。
    
ブラジルに渡航される方、滞在中の方はご注意を
       
【黄熱とは】
黄熱ウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ)に刺されることでかかる全身性の感染症。
       
アフリカと南アメリカなどで感染者が報告されています。
ヒトからヒトへ感染することはありません。
      
<症状>
通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐などの症状を示します。
     
感染しても症状がないか、軽い症状のみで終わる場合もありますが、症状を呈した患者のうち15%が重症となり、重症になった患者の致死率は20~50%に達します。
      
発症した場合には、重篤になるリスクの高い感染症です。
       
<治療・予防方法>
■特別な治療法はなく、対処療法が行われます。
   
■黄熱ワクチンの接種により予防することができ、1回の予防接種で終生免疫を獲得することができます。
    
黄熱予防接種証明書(イエローカード)は、接種後10日後から有効となりますので、渡航を計画されている方は、早めに接種を行うことが大切です。
   
■ウイルスをもった蚊に刺されることで感染するため、蚊に刺されないことが重要です。
    
*黄熱ワクチンは生ワクチンで、100%安全とはいえません。接種後に副反応(副作用)が出ることもあります。
     
*妊娠中の方などは、黄熱ワクチンを接種できません。妊娠中の方には黄熱流行地域への渡航を避けるか延期を検討するよう呼びかけられています。
     
*参考…厚生労働省検疫所・黄熱について

ニュースINDEX.2018年1月③
★社会・国際
『感染症・ブラジル』


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