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来訪神、ユネスコ評価機関が記載勧告

2018年10月24日、ユネスコの評価機関が、「来訪神:仮面・仮装の神々」について、記載との評価を勧告しました。
 
外務省によると、日本がユネスコ無形文化遺産への記載を申請した「来訪神:仮面・仮装の神々」について、ユネスコの評価機関が、「記載」との評価を下しました。
   
ユネスコの評価機関は、各国から申請のあった無形文化財について、審査を行い、その評価を政府間委員会に勧告します。
評価は、記載、情報照会(追加情報を求めるもの)、不記載の3つです。
    
記載勧告を受け、11月26日から12月1日までモーリシャスのポートルイスで開催される第13回無形文化遺産保護条約政府間委員会において、最終審議が行われます。
     
*ユネスコ無形文化遺産への記載…ユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表への記載

【来訪神行事】
仮面・仮装の異形の姿をした者が、来訪神として正月などに家々を訪れ、新たな年を迎えるに当たって、怠け者を戒めたり、人々に幸や福をもたらしたりする行事。
     
現在、来訪神行事の内、10件が国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
   
2017年、この重要無形民俗文化財を「来訪神:仮面・仮装の神々」として、ユネスコの無形文化遺産に申請。
     
2018年の11月26日~12月1日に、モーリシャスのポートルイスで開催される第13回無形文化遺産保護条約政府間委員会において、無形文化遺産への記載(登録)が審議されます。

*甑島のトシドンは、2009年にユネスコの無形文化遺産に記載済み。今回、これを拡張する形で、来訪神行事を無形文化遺産に申請。

<重要無形民俗文化財10件>
・男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
・吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
・遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)
・米川の水かぶり(宮城県登米市)
  
・能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
    
・見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
・甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
・薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
・悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
    
・宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
     
*参考…外務省・無形文化遺産、文化庁・無形文化遺産
ニュースINDEX.2018年10月下旬
★社会・国際
『無形文化財』
風景
甑島のトシドン:©外務省
風景
吉浜のスネカ:©外務省
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