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来訪神、ユネスコ無形文化遺産に記載

2018年11月29日、モーリシャスで開催されているユネスコ無形文化遺産保護条約・第13回政府間委員会において、「来訪神:仮面・仮装の神々」のユネスコ無形文化遺産への記載が決まりました。
    
日本がユネスコ無形文化遺産への記載を申請した「来訪神:仮面・仮装の神々」については、10月24日に、ユネスコの評価機関が記載との評価を勧告しています。
 
これを受け、11月29日、モーリシャスのポートルイスで開催されている無形文化遺産保護条約・政府間委員会において、最終審議が行われ、ユネスコ無形文化遺産に記載されることが決定しました。
 
*ユネスコ無形文化遺産への記載…ユネスコ無形文化遺産保護条約の代表一覧表への記載。無形遺産に「登録」と表現されることも多い

【来訪神行事】
仮面・仮装の異形の姿をした者が、来訪神として正月などに家々を訪れ、新たな年を迎えるに当たって、怠け者を戒めたり、人々に幸や福をもたらしたりする行事。
     
現在、来訪神行事の内、10件が国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
   
2017年、この重要無形民俗文化財を「来訪神:仮面・仮装の神々」として、ユネスコの無形文化遺産に申請。
     
2018年の11月29日、モーリシャスのポートルイスで開催されている無形文化遺産保護条約・第13回政府間委員会において、無形文化遺産への記載(登録)が審議され、記載されることが決まりました。

*甑島のトシドンは、2009年にユネスコの無形文化遺産に記載済み。これを拡張する形で、来訪神行事が無形文化遺産に記載されました。

<重要無形民俗文化財10件>
・男鹿のナマハゲ(秋田県男鹿市)
・吉浜のスネカ(岩手県大船渡市)
・遊佐の小正月行事(山形県遊佐町)
・米川の水かぶり(宮城県登米市)
  
・能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)
    
・見島のカセドリ(佐賀県佐賀市)
・甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)
・薩摩硫黄島のメンドン(鹿児島県三島村)
・悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
    
・宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
     
*参考…外務省・無形文化遺産、文化庁・無形文化遺産
ニュースINDEX.2018年11月下旬
★社会・国際
『無形文化財』
風景
甑島のトシドン:©外務省
風景
吉浜のスネカ:©外務省
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