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原油下落、1バレル51ドル台

2018年12月6日(現地時間)、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(1月限)は、前日末より1.40ドル下落、1バレル51.49ドルで取り引きを終えました。

原油価格は、10月中旬から為替のドル高や在庫の増加を受け、下落の流れになり、11月23日には1バレル50ドル台となりました。
   
その後、12月3日から上昇の流れに変わりましたが、5日から再び、下落の流れになり、6日は1バレル51ドル台となりました。
    
*1バレル…約159リットル
*原油価格は、景気や在庫、産油国による減産の状況、世界情勢(特に中東情勢)などにより乱高下の相場となっています
        
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与えます。このため、原油価格の推移に注目が集まっています
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなりました。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えました。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなりました。
その後は上昇の流れとなり、さらに2016年9月28日、アルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議において、減産で合意し、取り引き価格が上昇。
         
2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えました。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇となりました。
        
2017年は、1バレル50ドルを挟んで、大きく価格が動く相場が続きましたが、10月中旬以降は上昇の流れとなり、2017年は1バレル60ドル台で取り引きを終えました。
2017年は、1年間で約15.5%の価格上昇となりました。

2018年に入っても上昇の流れが続き、1月26日には1バレル66ドル台となりましたが、2月に入ると下落傾向に変わり、2月9日には1バレル59ドル台となりました。
     
2月中旬から4月上旬までは、世界情勢や在庫の状況で、60ドル~65ドル台において、乱高下する展開が続きました。
    
4月中旬からは、中東情勢の緊迫化を受け高騰し、5月21日には1バレル72ドル台となりました。
その後は、世界情勢の緊張緩和を受け、下落の流れに変わるも、6月下旬から再び高騰、1バレル74ドルを挟んでの取り引きとなりました。
   
7月中旬から下落の流れになり、8月15日に1バレル65ドル台となりました。
9月18日からは上昇の流れとなり、10月3日に1バレル76ドル台となりました。
 
10月中旬に入ると、世界的株安の影響や在庫の増加を受け、下落の流れになり、10月31日には1バレル65ドル台となりました。
11月に入っても下落の流れは続き、11月23日には1バレル50ドル台となりました。
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