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フランス、5回目の抗議デモ

2018年12月15日、フランス全土で、マクロン政権の政策に反対する、5回目の大規模抗議デモが行われました。
   
フランスの大規模デモは、燃料価格の高騰や政府の燃料税引き上げに反対するため、11月17日に始まり、フランス各地の主要道路や高速道路の一部を占拠するなどの活動を行っています。
 
その後、11月24日、12月1日、12月8日の土曜日にも行われ、各地で交通渋滞が発生するとともに、一部の参加者が暴徒化し、治安部隊と衝突する事態となっています。
    
12月15日のデモでは、約6万6000人が参加(内務省発表)しましたが、前週(約12万5000人が参加)からは半減しました。
     
デモ参加者の減少は、12月10日に、フランスのマクロン大統領がテレビ演説を行い、最低賃金の引き上げや増税の一部中止を発表した影響と見られています。
   
【フランスのデモ2018】
2018年の11月17日から、フランス全土で始まったデモ。
デモは、路上作業用の黄色い安全ベストを着用して行われることから、「黄色いベスト運動」と呼ばれています。
     
燃料価格の高騰や、政府の燃料税引き上げに反対するため、11月17日以降の土曜日に、フランス各地の主要道路や高速道路の一部を占拠するなどの活動を行っています。
     
ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)上の呼びかけに応じ、発生したもので、11月17日、11月24日、12月1日、12月8日の土曜日に行われ、各地で交通渋滞が発生するとともに、一部の参加者が暴徒化し、4週連続で治安部隊と衝突する事態となっています。
  
フランス内務省によると、11月27日のデモには、約29万人が参加しました。
12月1日のシャンゼリゼ通りのデモでは、少なくとも133人(うち治安部隊23人)が重軽傷を負いました。

12月8日のデモには約12万5000人が参加し、1200人以上が当局に拘束される事態となりました。
      
マクロン政権は、12月4日に6ヵ月の増税延期を、12月5日には燃料税の引き上げを2019年中は行わないなどの方針を打ち出しましたが、大規模デモを止めるには至っていません。
   
12月10日、マクロン大統領がテレビ演説を行い、最低賃金の引き上げや増税の一部中止を発表しましたが、12月15日、5週連続のデモが発生しました。
 
ただし、デモ参加者は、約6万6千人(内務省発表)で、前週より半減しました。
ニュースINDEX.2018年12月中旬
★社会・国際
『フランス』
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