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梅見頃時期、平年より5日早い

2019年の梅・見頃時期は、暖冬の影響で平年より早くなる見込みです。
     
梅の花芽は、12月から1月頃に休眠から目覚め(休眠打破)、関東から西では1月~3月に開花します。
梅は桜と比べ、休眠打破のための低温要求度が少なく、開花の早晩は、休眠打破後の気温が大きく影響します。
     
気象庁は、12月10日、現在発生しているエルニーニョ現象が、来年春まで続く可能性が高い(80%の確率)と発表しました。
       
エルニーニョ現象が発生すると、暖冬になる可能性が高くなります。
実際、11月からの気温は、全国的に1℃~2℃高く推移しています。
       
このため、2019年の梅・見頃時期は、関東から西の地域で、早咲き品種が平年より約1週間、普通咲き品種が約5日早くなる予想です。
      
*Qnewニュースの計算では、東京、京都の白加賀(白梅の普通品種)で、休眠打破が5日遅く、休眠打破後の生長が10日早くなる見込み。そのため、開花時期は平年より5日早くなる計算となりました。
     
*開花は今後の気温の推移により変わってきます。最新の情報(梅の見頃情報)でご確認を
   
<梅の開花まで>
1、梅の花芽は、前年の夏に出来ます。
2、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、休眠に入ります。
  
3、休眠に入った花芽は、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます(休眠打破)。
梅の場合、12月~1月頃に、花芽は休眠から目覚めます。
       
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。
    
*梅は、桜と比べ、休眠打破のための低温要求度が約半分程度(8℃以下の気温が約400時間。普通品種の場合)と言われています。このため、開花時期は、1月以降の気温が大きく影響します。1月以降の気温が高ければ、開花時期は早くなり、低ければ、遅くなります
   
*休眠…活動を止め、成長を停止すること
ニュースINDEX.2018年12月中旬
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