梅・見頃情報
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▮ 2024年の梅・概況

▮ 水戸・偕楽園(茨城)

▮ 筑波山梅林(茨城)

▮ 湯島天神(東京)

▮ 曽我別所梅林(神奈川)

▮ 熱海梅園(静岡)

▮ 修善寺梅林(静岡)

▮ 大阪城・梅林(大阪)

▮ 南部梅林(和歌山)

▮ 太宰府天満宮(福岡)

▮ 梅の開花まで

▮ 梅とは
 概況:最新情報
                       
  梅前線、北日本を北上中

2月19日に仙台、福島、新潟で標本木(普通咲きの白梅)が開花しましたが、その後、気温が平年並(冬の気候)となり、北日本での北上が止まった形となりました。
  
3月中旬からは気温も上昇し、北日本も春へ向かう予報。再び、梅前線が北上します(見頃時期は平年より1週間程度早い見込み)。
  
*梅の開花の基準となっている標本木は「普通咲きの白梅」です。多くの地点で「白加賀」という品種が利用されています
  

  偕楽園、見頃終わり

2月1日頃から全体的に「咲き始め」となり、2月20日頃から見頃を迎え、3月7日頃まで見頃が続きました。3月8日の雨で主力品種は散りましたが(全体的には見頃終わりとなりましたが)、遅咲き品種の見頃は続いています。
  

  筑波山梅林、見頃終わり

2月1日頃から「咲き始め」となり、2月20日頃から見頃を迎え、3月7日まで見頃が続きました。
  

  梅の開花まで

梅の花芽は前年の夏に出来、秋に低温短日を受け「休眠」に入ります。その後、一定期間、低温にさらされると、この休眠から目覚めます(これを休眠打破といいます。梅は桜の半分程度の低温期間で目覚めます)。目覚めた梅の花芽は気温の上昇とともに生長し、開花します。
  
 水戸・偕楽園(茨城)
                       
  見頃終わり

2月1日頃から咲き始めとなり、2月20日頃から見頃を迎え、3月7日まで見頃が続きました(3月8日の雨で一気に散りました)。
 
*偕楽園には約3千本の梅が植栽されていますが、このうち約2千本が開花した頃に全体的な見頃を迎えます

*2024年の梅まつりは2月10日〜3月17日

*水戸の平年の開花日は2月3日です(気象庁)
  
▮ 偕楽園の概況

平年の見頃は3月上旬~3月中旬。偕楽園には約3千本の梅が植栽されていますが、このうち約2千本が開花した頃に全体的な見頃を迎えます。また、梅の開花時期に「梅まつり」が行われます。入園料は大人300円、小中学生150円。
   
▮ 前年の状況

2023年は1月20日頃から咲き始めとなり、2月24日頃から見頃(約3千本のうち2010本が開花)となりました。見頃は3月半ばまで続きました。
 
▮ 梅の名所・偕楽園とは

 水戸梅まつり
   
 筑波山梅林(茨城)
                       
  見頃終わり

2月1日頃から「咲き始め」、2月20日頃から見頃となり、見頃は3月7日頃まで続きました。

*2024年の梅祭りは2月17日〜3月17日開催予定
   
▮ 筑波山梅林の概況

筑波山の中腹に広がる梅林(約千本)。平年の見頃は3月上旬~3月中旬。開花期に筑波山梅まつりが開催されます。入園料は無料。
   
▮ 前年の状況

2023年は1月25日頃から咲き始めとなり、3月1日頃から見頃となりました。見頃は3月半ばまで続きました。
   
▮ 筑波山梅林とは

 筑波山梅まつり
   
 湯島天神(東京)
                       
  見頃終わり

1月9日頃から咲き始め、2月14日頃から見頃を迎え、2月末まで見頃が続きました。
  
*2024年の梅まつり(文京梅まつり)は2月8日〜3月8日

*東京の平年の開花日は1月22日です(標本木は白加賀)
 
▮ 湯島天神の概況

江戸時代から梅の名所で、境内には約300本が植栽されています。平年の見頃は2月下旬。開花期には文京梅まつりが開催されます。入園料は無料。
   
▮ 前年の状況

2023年は1月20日頃から咲き始めとなり、2月24日頃から見頃となり、3月8日(梅まつり最終日)まで見頃が続きました。
      
▮ 梅の名所・湯島天神とは

 湯島天神・梅まつり(文京梅まつり)
   
 曽我別所梅林(神奈川)
                       
 見頃終わり

1月10日頃から咲き始め、1月27日頃から主力の早咲き品種(十郎)を迎え、早咲き品種は2月10日頃まで見頃が続きました。その後2番目に多い普通品種(白加賀)が見頃を迎え、2月20日過ぎまで見頃が続きました。
 
*2024年の梅まつりは2月3日~2月29日
 
▮ 曽我別所梅林の概況

平年の見頃は2月中旬頃。約3万5千本の梅が富士山を背景に咲き誇る名所。開花期には「小田原梅まつり」が開催されます。入園料は無料。
  
▮ 前年の状況

2023年は1月16日頃から咲き始めとなり、2月4日頃から早咲き品種の十郎(主力品種)が見頃となり、普通咲き品種の白加賀の見頃が遅れたため、見頃は梅まつり最終日の2月26日まで続きました(長く見頃が続きました)。
 
▮ 曽我別所梅林とは

 小田原梅まつり(曽我別所梅林)
    
 熱海梅園(静岡)
                       
  見頃終わり

主力の早咲き品種が12月末から咲き始め、1月25日頃から見頃となり、2月10日頃まで見頃が続きました。なお、全体的には見頃終わりとなりましたが、遅咲き品種(数は少ない)は2月末まで見頃が続く見込みです。
 
*2024年の梅まつりは1月6日~3月3日(8時30分〜16時)
 
▮ 熱海梅園の概況

熱海市にある梅園(約500本)。日本一早い梅(早咲き品種が主力)の名所です。平年の見頃は1月下旬~2月中旬。開花時期に熱海梅まつり(8時30分~16時)が行われます。入園料は一般300円。
   
▮ 前年の状況

2023年は1月6日頃から「咲き始め」となり、2月6日頃から主力の早咲き品種は見頃となり、普通咲き品種は2月17日頃から見頃となり、3月3日頃まで見頃が続きました。
   
▮ 熱海梅園とは

 熱海梅園梅まつり
   
 修善寺梅林(静岡)
                       
  見頃終わり

1月7日頃から咲き始め、2月8日頃から見頃を迎え、2月22日頃まで見頃が続きました。
 
▮ 修善寺梅林の概況

修善寺温泉の北側にある梅林(約千本)。平年の見頃は2月中旬~2月下旬。晴れた日には梅林の高台から富士山を眺めることもできます。入園料は無料。
   
▮ 前年の状況

2023年は1月10日頃から咲き始め、2月8日頃から見頃を迎え、2月20日頃から見頃のピークとなり、3月5日頃まで見頃が続きました。
     
▮ 修善寺梅林とは

 修善寺梅林
   
 大阪城梅林(大阪)
                       
  見頃終わり

主力の普通咲き品種は1月20日頃から咲き始め、2月13日頃から「全体的に見頃」を迎え、2月末まで見頃が続きました。
 

*大阪城は多数の品種がありますが、普通咲き品種(南高、白加賀)と遅咲き品種(豊後)の3つが主力品種です

*大阪の平年の開花日は2月13日です(標本木は白加賀)
  
▮ 大阪城梅林の概況

大阪城・天守の東側に位置する梅園(約1270本)。平年の見頃時期は2月下旬~3月中旬。普通咲き品種(南高、白加賀)と遅咲き品種(豊後)が見頃となったときがピークです(普通咲きと遅咲き品種が主力のため、大阪でもっとも遅い名所です)。なお、大阪城と梅のSNS映えする画像は午前中がお勧め(午後からは逆光になります)。午後からは梅園の東に位置する高層ビル街(ビジネスパーク)を背景した画像が撮れます。入園料は無料。
  
▮ 前年の状況

2023年は主力の普通咲き品種は2月上旬から咲き始め、2月20日頃から見頃を迎え、3月10日頃まで見頃が続きました。
    
▮ 大阪城梅林とは

 大阪城梅林
   
 南部梅林(和歌山)
                       
  見頃終わり

1月20日頃から咲き始め、1月27日頃から見頃を迎え、2月10日過ぎまで見頃が続きました。
  
*2024年は1月27日〜3月3日開園予定
 
▮ 南部梅林の概況

日本最大の梅産地の梅林です。平年の見頃は2月中旬~下旬(冬の気候により見頃時期が大きくズレる名所)。「南高」という1品種が多数を占めている関係で、見頃は10日程の短い期間となります。入園料は大人300円、小人100円
   
▮ 前年の状況

2023年は2月初めから咲き始めとなり、2月17日頃から見頃を迎え、2月末まで見頃が続きました。

▮ 南部梅林とは

 南部梅林
   
 太宰府天満宮(福岡)
                       
  見頃終わり

1月12日に飛梅が開花し、1月末から見頃を迎えました。全体的には2月14日頃から見頃を迎え、2月末まで見頃が続きました。
  
▮ 太宰府天満宮の概況

境内には6千本の梅が植栽されています。平年の見頃は2月上旬~3月上旬頃(ピークは2月下旬)。なお、福岡県は日本海側に位置し、冬に積雪することがあります。特に太宰府は何年かに一度はかなりの積雪(数十センチ超)となっています。積雪した場合には気温が上昇せず、見頃時期が大きく遅れます(3月中旬になって見頃となる年も)
   
▮ 前年の状況

2023年は飛梅が1月23日に開花し、2月22日頃から見頃となりました。境内全体も2月24日頃から見頃となり、見頃は3月12日頃まで続きました。
      
▮ 梅の名所・太宰府天満宮とは

太宰府天満宮(梅の名所)
   
 梅の開花まで
                       
1、梅の花芽は、前年の夏に出来ます。
    
2、秋になると、花芽は「短日・低温」を受け、休眠(活動を止め、成長を停止すること)に入ります。
      
3、休眠に入った花芽は一定期間、低温(8℃以下の気温)にさらされると、この休眠から目覚めます(休眠打破)。関東や関西の場合、12月~1月頃に休眠から目覚めます。なお、休眠から目覚めるのに梅の普通品種で「8℃以下の低温が400〜500時間」必要です。東日本と西日本の太平洋側では1月の半ば頃までに休眠から目覚めます(平年値。これを休眠打破といいます)
       
4、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると生長を始め、そして、開花します。
       
*梅は桜と比べ、休眠打破のための低温要求度が少ない(約半分程度です。普通品種で8℃以下の気温が400時間〜500時間。早咲き品種は200時間〜300時間。遅咲き品種で500時間〜700時間)。このため、開花時期は1月中旬以降(休眠打破後)の気温の影響が大きい。休眠打破したあとの花芽の生長速度が開花日を決めます(1月中旬からの気温が高くなれば、開花は早くなり、低くなれば遅くなります)
  
 梅とは
                       
バラ科サクラ属の落葉高木。奈良時代以前の日本を代表する花。平安時代中頃以降は、日本を代表する花が「梅」から「桜」に替わりました。
       
古くから日本にあるため、起源が不明です。「九州に自生していたという説」と「中国から渡ってきたという説」があります。関東から西では桜より先に咲き、めでたい花とされます。
    
梅花の名所は、①観梅を中心とした名所、②果実生産が中心の名所、③天神・天満宮に分かれます。
     
▮ 観梅を中心とした名所

観梅(梅を鑑賞する)することを最大の目的にした梅園で、偕楽園、大阪城、熱海梅林、筑波山梅林、修善寺梅林などがあります。景観の素晴らしさや梅花の美しさ、香りの良さ、長く見頃期が続くなどの特徴があります。
     
▮ 果実生産が中心の名所

梅の実を生産すること(生産地)が本来の目的の名所で、南部梅林や曽我別所梅林などがあります。規模が桁違いに大きく、また、見頃の期間が短い名所です。南部梅林の場合、見頃の期間は10日程度です。
     
▮ 天神・天満宮

菅原道真を祀る天神や天満宮は、道真が梅を好んだことから、いずれも梅の名所となっています。太宰府天満宮では、境内の前に植えられている飛梅(道真を慕い、京都から一晩で飛んできた梅)は御神木です。また、菅原道真の命日が2月25日で、同日には各神社でお祭りや神事(京都・北野天満宮の梅花祭が有名)が行われます。
  
関東から西の太平洋側では、2月25日に境内の梅が満開になるよう植栽されています。冬の気温により梅の見頃期は大きく変わります(最大2ヵ月ズレる)が、基本的には2月25日に見頃を迎えるよう品種構成が行なわれています。このため、古くから天神様や天満宮へ観梅に行く場合、2月25日頃とされています。
  

  梅の名所情報
偕楽園
偕楽園:©茨城県観光物産協会

*見頃の時期は気象条件により変わってきます。終盤は雨や風により、一晩で見頃終わりとなる場合もあります

*各名所の情報(詳細、ホームページ、場所・アクセス、入園料など)は「梅の名所情報」でご確認を
筑波山梅林
筑波山梅林:©茨城県観光物産協会

曽我梅林
曽我別所梅林:©小田原市
大阪城
大阪城梅林
大阪城
大阪城梅林
大宰府
大宰府天満宮:©太宰府市
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