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原油価格上昇、1バレル48ドル台

2019年1月7日(現地時間)、週明けのニューヨーク・マーカンタイル取引所のWTI原油先物価格(2月限)は、先週末より0.56ドル上昇、1バレル48.52ドルで取り引きを終えました。

原油価格は、アメリカ政局の混乱とそれに伴う株価の大幅下落を受け、昨年末には1バレル42ドル台まで下落しました。
2019年に入ると上昇の流れに変わり、7日は1バレル48ドルとなりました。
   
*1バレル…約159リットル
*原油価格は、景気や在庫、産油国による減産の状況、世界情勢(特に中東情勢)などにより乱高下の相場となっています
        
*原油価格はインフレ率と密接な関係にあり、アメリカ当局(FOMC)の金融政策に大きな影響を与えます。このため、原油価格の推移に注目が集まっています
         
【近年の原油取引状況】
原油価格は、2014年秋以降、下落が続き、2015年1月には約6年ぶりに1バレル50ドル割れとなりました。
2015年の8月に入ると1バレル40ドル割れとなり、2015年(12月31日)は1バレル37.04ドルで取り引きを終えました。
 
2016年に入っても下落が続き、1月15日に終値でも1バレル30ドル割れとなりました。
その後は上昇の流れとなり、さらに2016年9月28日、アルジェリアで開催されたOPEC(石油輸出国機構)閣僚会議において、減産で合意し、取り引き価格が上昇。
         
2016年(12月30日)は1バレル53ドル台で取り引きを終えました。
2016年は、1年間で約46%の価格上昇となりました。
        
2017年は、1バレル50ドルを挟んで、大きく価格が動く相場が続きましたが、10月中旬以降は上昇の流れとなり、2017年は1バレル60ドル台で取り引きを終えました。
2017年は、1年間で約15.5%の価格上昇となりました。

2018年前半は上昇の流れが続き、さらに4月中旬からは中東情勢の緊迫化を受け高騰し、6月下旬には1バレル74ドル台となりました。
   
2018年7月中旬からは下落の流れになり、11月23日には1バレル50ドル台となりました。
12月7日、ウィーンで開催されたOPEC(石油輸出国機構)と非加盟国(ロシアなど)の会合において、1日当たり120万バレルの減産で合意しましたが、12月17日には1バレル49ドル台となりました。
   
さらに12月24日には、アメリカ政局の混乱(予算)とそれに伴う株価下落を受け、大幅下落し、1バレル42ドル台となりました。
結局、2018年は、1バレル45.41ドルで取り引きを終え、1年間で約25%の価格下落となりました。
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