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正倉院展始まる、71回目

2019年10月26日、奈良市の奈良国立博物館で、第71回・正倉院展が開幕しました。
     
正倉院展は、毎年秋に奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開されます。
     
71回目となる今年は、10月26日から11月14日まで開催されます。

出陳宝物は、赤漆文欟木御厨子(せきしつぶんかんぼくのおんずし)、金銀平文琴(きんぎんひょうもんきん)、金銀花盤(きんぎんのかばん)、紫檀金鈿柄香炉(したんきんでんのえごうろ)、螺鈿箱など41点が展示されました。
    
【正倉院展】
毎年秋に、奈良国立博物館で開催される特別展覧会。
天平文化を今に伝える正倉院宝物のうち、毎年、数十点が公開されます。
    
正倉院には、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物があります。
展示はそのうちのわずか数十点だけであるため、毎年違った宝物が展示され、毎年訪れるファンも多数です。
    
■正倉院
奈良、平安時代の官庁や大寺には、重要物品を納める倉庫・正倉が設けられていました。
また、いくつもの正倉が集まっている場所を、正倉院と呼んでいました。
         
正倉院自体は、多数存在していたのですが(奈良、平安時代)、現存しているのは東大寺だけとなりました。
そのため、現在では、正倉院といえば、東大寺の正倉院を指す言葉となりました。
     
東大寺の正倉院は、8世紀の中頃、光明皇后が聖武天皇の御冥福を祈り、数百点を超える愛用品などを東大寺に奉献したことに始まります。
その後、多数の品々が奉献され、現在、整理済みのものだけでも約九千点の宝物が保管されています。
          
そのほとんどのものが奈良時代のものであり、大陸(インド、イラン、ギリシャ、ローマ、エジプト、中国など)から舶載されたもの、我が国で製作された美術工芸品や文書などです。
        
とくに注目されるのは、西方的色彩が濃厚なことで、そのため、「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉もあります。
なお、この正倉院は朝廷の監督の下、東大寺によって管理されてきましたが、現在は、宮内庁の所管となっています。
      
*参考…宮内庁・正倉院について
     
■開催日時
・2019年は10月26日~11月14日
9時~18時
*金、土、日、祝日は20時まで
    
■場所・アクセス
奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)
・近鉄奈良駅から東へ、徒歩約15分
・JR奈良駅から東へ、徒歩約25分
     
*近鉄奈良駅、JR奈良駅からバスも出ています
    
■料金
・一般…1100円
・大学生、高校生…700円
・中学生、小学生…400円
*いずれも当日券
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