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ボリビア、大統領が辞任、亡命

2019年11月12日、外務省が、ボリビア情勢について、外務報道官談話を発表。
  
10月の大統領選以来、混乱が続くボリビアで、モラレス大統領が辞任するとともに、メキシコへ亡命しました。
 
この情勢を受けての外務報道官談話。
   
ボリビアの全ての関係者に対して、暴力を控えることを要請するとともに、民主主義を遵守する形で事態が収束することに期待を表明しました。
   
なお、ボリビアの混乱を受け、外務省は当面の間、ボリビアへの不要不急の渡航を止めるよう呼びかけています。
    
■ボリビアの状況
2019年10月25日、最高選挙裁判所が、10月20日に実施された大統領選挙・国会議員選挙の開票結果を発表し、モラレス大統領の勝利を宣言しました。
   
これに対し、反政府派(野党側支持者)は開票手続きに不正があったと主張、全国各地で抗議活動や道路封鎖などを継続。
大統領支持派(与党側支持者)も、抗議活動が行われている都市部を包囲し、両者の間で暴力的な衝突が増加しています。

2019年11月8日、コチャバンバ県コチャバンバ市において、国家警察の一部が反旗を翻し、同県警本部を占拠するとともに、反政府派を支持する側に付きました。
  
さらに、チュキサカ県、タリハ県、サンタクルス県、ポトシ県、オルロ県、ベニ県の各県警本部においても、国家警察の一部が、反政府派に付きました。
     
2019年11月10日、米州機構が大統領選において、不正があったと認定。
     
同日、モラレス大統領が辞任を表明。また、メキシコへの亡命を希望し、メキシコも受け入れを表明したため、10月12日、元大統領はメキシコへ亡命しました。
   
*ボリビア…南米の内陸国。絶景のウユニ塩湖が有名で、日本からも多数のツアーが組まれています
      
*米州機構…アメリカ大陸とカリブ海の国々の平和と発展を目的とする国際機関。1951年に発足し、南北アメリカとカリブ海の35ヵ国が加盟。本部はアメリカ・ワシントンD.C.に置かれています
ニュースINDEX.2019年11月中旬
★政治・国際
『ボリビア』
風景
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