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桜開花予想2020、福岡は3月20日

2020年の福岡・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より3日早い、3月20日。
      
2020年の福岡の桜は、冬場の気温が高い影響(暖冬)により、花芽の休眠打破が8日遅くなる計算です。
   
気温高めの影響で、休眠打破後の花芽の生長は早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
福岡の桜開花予想は、平年より3日早い、3月20日です。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、3月27日から3月31日頃の予想です。
       
*第1回目の開花予想、11月19日現在

【計算式・福岡2020】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・福岡の最低気温が、8℃以下になるのは12月以降(平年)。
       
・2月7日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁(寒期予報、3ヵ月予報)によると、12月、2019年1月、2月の気温は平年並か高い予想。
また、2020年の春まで、エルニーニョ現象も、ラニーニャ現象も発生していない平常の状態(60%の確率)が続くと判断しました。
これらの予測から、来年3月までの福岡の気温は平年より高い(2月までは1.0℃高い、3月は1.5℃高い)と予想。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち18時間…②
     
■2020年の休眠打破
・2019年12月の気温は平年より1.0℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
31日×1.0℃×2時間=62時間…③
     
・2020年1月と2月(6日まで)の気温も、平年より1.0℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
37日×1.0℃×2時間=74時間…④
       
・暖冬による休眠打破の遅れ(③+④)。
62時間+74時間=136時間…⑤
    
・暖冬により休眠打破が遅くなる日数は(⑤÷②)、
136時間÷18時間=7.6日
       
・2020年の休眠打破は、平年より8日遅くなり、2月15日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より1.0℃高い(8.4℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(15日~29日)は15日(2020年は閏年)
2月の積算温度は、8.4℃×15日=126.0℃…⑥

■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑥)の積算温度を引いたもの。
360℃ー126.0℃=234.0℃…⑦
        
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑦)を、3月の気温(平年より1.5℃高い11.9℃)で割ったもの。
234.0℃÷11.9℃=19.7

・計算上の福岡の桜開花日は、平年より3日早い、3月20日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
ニュースINDEX.2019年11月下旬
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