くにゅーニュース(Qnewニュース)
    ホーム    
桜開花予想2020、金沢は4月3日

2020年の金沢・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より1日早い、4月3日。
      
2020年の金沢の桜は、冬場の気温が高い影響(暖冬)により、花芽の休眠打破が7日遅くなる計算です。
   
気温高めの影響で、休眠打破後の花芽の生長は早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
金沢の桜開花予想は、平年より1日早い、4月3日です。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、4月8日から4月12日頃の予想です。
       
*第1回目の開花予想、11月19日現在

【計算式・2020金沢】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・金沢の最低気温が、8℃以下になるのは11月以降(平年)。
       
・2月4日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁(寒期予報、3ヵ月予報)によると、12月、2019年1月、2月の気温は平年並か高い予想。
また、2020年の春まで、エルニーニョ現象も、ラニーニャ現象も発生していない平常の状態(60%の確率)が続くと判断しました。
これらの予測から、来年3月までの金沢の気温は平年より高い(2月までは0.8℃高い、3月以降は1.0℃高い)と予想。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち24時間(平年値)ですが、今季は暖冬(0.8℃高い予想)のため、22時間と予測…②
     
■2020年の休眠打破
・2019年11月の気温は、平年より0.8℃高い予測(実測値を含む)。これによる休眠打破の遅れは、
30日×0.8℃×2時間=48時間…③
     
・2019年12月の気温は平年より0.8℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.8℃×2時間=49.6時間…④
     
・2020年1月と2月(3日まで)の気温も、平年より0.8℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
34日×0.8℃×2時間=54.4時間…⑤
       
・暖冬による休眠打破の遅れ(③+④+⑤)。
48時間+49.6時間+54.4時間=152時間…⑥
    
・暖冬により休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
152時間÷22時間=6.9日
       
・2020年の休眠打破は、平年より7日遅くなり、2月11日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より0.8℃高い(4.7℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(11日~29日)は19日(2020年は閏年)
2月の積算温度は、4.7℃×19日=89.3℃…⑦

■3月の積算温度
・3月の気温を平年より1℃高い7.9℃と予測。
3月の積算温度は、7.9℃×31日=244.9℃…⑧

■4月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)、3月(⑧)の積算温度を引いたもの。
360℃ー89.3℃ー244.9℃=25.8℃…⑨
        
■4月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑨)を、4月上旬の気温(平年より1℃高い11.6℃)で割ったもの。
25.8℃÷11.6℃=2.2

・計算上の金沢の桜開花日は、平年より1日早い、4月3日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
ニュースINDEX.2019年11月下旬
★観光・国内
『桜・石川』
桜
金沢の桜:©金沢市観光協会
    ページのトップへ