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はしか、世界的に流行、注意

2019年11月2日、外務省が、海外でのはしか(麻しん)について、広域情報を発表。

はしか(麻しん)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症。
感染力が非常に強く、空気感染や飛沫感染によって、簡単に人から人へ感染します。
      
日本は、2015年に世界保健機関(WHO)から、土着の麻しんウイルスが存在しない「麻しん排除国」に認定されましたが、その後も海外からの輸入例を発端とした集団発生が報告されています。
    
11月27日、WHOは、世界各地で麻しんが流行しており、2019年1月1日から11月5日までの間に、187国から44万263例の感染例が報告されたことを発表しました。
     
アフリカでは、複数の国で、麻しんの大規模な流行が報告されています。
特にマダガスカル、ナイジェリア、コンゴ民主共和国、ギニア、チャドで、多数の感染例が報告されています。
   
東地中海地域では、レバノン、イエメン、スーダン、ソマリア、パキスタン、チュニジア、イラクで、多数の感染例が報告されています。
  
ヨーロッパでも、2019年に多くの国で大規模な流行がありました。
大規模な流行となったのは、ウクライナ、カザフスタン、ジョージア、ロシア、トルコ、キルギスで、このうちジョージア、ロシア、トルコでの流行は解決しています。
   
アメリカ大陸では、ブラジル、ベネズエラ、コロンビアで、多数の感染例が報告されました。
アメリカでも、ニューヨークにおいて2つの大規模な流行が宣言されており、他の州でも小規模な流行が発生しています。
 
東南アジアでは、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、カンボジア、フィリピン、ベトナムで、多数の感染例が報告されました。
太平洋地域では、ニュージーランド、トンガ、フィジー、米領サモアで感染例が報告されています。
       
この状況を受け、外務省は、渡航される方(予防接種を2回受けていない方)に対し、予防接種の検討を呼びかけました。
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