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桜開花予想・東京、3日早い、3月23日

2020年の東京・桜(ソメイヨシノ)開花予想は、平年より3日早い、3月23日。
      
東京の桜は、早い年には3月中旬に開花し、遅い年は4月上旬の開花となります。
       
2020年の東京の桜は、冬場の気温が高い影響(暖冬)により、花芽の休眠打破が6日遅くなる計算です。
   
気温高めの影響で、休眠打破後の花芽の生長は早くなり、休眠打破の遅れを取り戻す見込み。
東京の桜開花予想は、平年より3日早い、3月23日です。
        
なお、ソメイヨシノの満開は、3月29日から4月2日頃の予想です。
       
*今季2回目の開花予想(12月22日現在)。第1回の開花予想も3月23日

【計算式・2020東京】
■計算の前提条件
・開花までに必要な積算温度は、休眠打破から約360℃(平均気温)…①。
・休眠打破に必要な低温は、8℃以下の気温が1000時間。
・東京の最低気温が、8℃以下になるのは11月15日以降(平年)。
       
・2月2日を、積算温度計算の平年の基準日(平年の休眠打破日)とする。
      
・気温が平年より1℃低いと1日当たり2時間、8℃以下の時間が増加すると計算。
逆に気温が1℃高いと、1日当たり2時間、8℃以下の時間が減少すると計算。
       
・気象庁(寒期予報、3ヵ月予報)によると、12月、2020年1月、2月の気温は平年並か高い予想。
また、2020年の春まで、エルニーニョ現象も、ラニーニャ現象も発生していない平常の状態(60%の確率)が続くと判断しました。
これらの予測から、来年3月までの東京の気温は平年より高い(2月までは0.7℃高い、3月は1.0℃高い)と予想。
   
・1月~2月の8℃以下の時間は、1日24時間のうち21時間(平年値)ですが、今季は高い(0.7℃高い)予想のため、20時間と予測…②
     
■2020年の休眠打破
・2019年11月(15日)の気温は、平年より0.7℃高くなりました(気象庁の観測値)。これによる休眠打破の遅れは、
15日×0.7℃×2時間=21時間…③
     
・2019年12月の気温は平年より0.7℃高く推移(実測値を含む)。これによる休眠打破の遅れは、
31日×0.7℃×2時間=43.4時間…④
     
・2020年1月と2月(1日まで)の気温も、平年より0.7℃高い予想のため、これによる休眠打破の遅れは、
(31日+1日)×0.7℃×2時間=44.8時間…⑤
       
・暖冬による休眠打破の遅れ(③+④+⑤)。
21時間+43.4時間+44.8時間=109.2時間…⑥
    
・暖冬により休眠打破が遅くなる日数は(⑥÷②)、
109.2時間÷20時間=5.46日
       
・2020年の休眠打破は、平年より6日遅くなり、2月8日。
(計算上は、この日から桜の花芽が生長を始める)
     
■2月の積算温度
・2月の気温を平年より0.7℃高い(6.4℃)と予測。
休眠打破後の2月の日数(8日~29日)は22日(2020年は閏年)
2月の積算温度は、6.4℃×22日=140.8℃…⑦

■3月に必要な積算温度
・開花までに必要な積算温度(約360℃)から、2月(⑦)の積算温度を引いたもの。
360℃ー140.8℃=219.2℃…⑧
        
■3月の開花に必要な日数
・必要な積算温度(⑧)を、3月の気温(平年より1.0℃高い9.7℃)で割ったもの。
219.2℃÷9.7℃=22.6

・計算上の東京の桜開花日は、平年より3日早い、3月23日。

*計算上の予想日で、今後の天候に左右されます
*満開は開花の約1週間後。なお、満開まで2週間以上掛かる年もあれば、2日で満開になる年もあります
*満開の期間は約5日
ニュースINDEX.2019年12月下旬
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