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百舌鳥・古市古墳群、記載との評価

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2019年5月14日、イコモスが、百舌鳥・古市古墳群について、記載との評価を世界遺産委員会に勧告したことが明らかとなりました。
      
百舌鳥・古市古墳群は、世界遺産登録を目指している、大阪の巨大古墳群。
14日、ユネスコ世界遺産センターから、イコモスの評価が日本政府に通知されました。
    
記載との評価により、百舌鳥・古市古墳群は、6月30日からアゼルバイジャンで開催される第43回世界遺産委員会で、世界遺産に登録される可能性が高くなりました。
     
*イコモス…世界遺産委員会の諮問機関
*世界遺産委員会…ユネスコの世界遺産に関する委員会。世界遺産条約締約国総会で選出された21ヵ国からなり、決定は過半数の国の出席し、投票数の「3分の2以上」の賛成が必要
       
【世界遺産の評価】
評価は、以下の4つに分かれます。
1、記載…世界遺産一覧表に記載すべきもの。
2、情報照会…追加情報の提出を求めた上で、次回以降に再審議。
     
3、記載延期…より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの。
4、不記載…世界遺産の登録記載にふさわしくないもの。
       
*世界遺産委員会でも、同様の評価を行い、登録の可否を決定します
*委員会で不記載決議となった場合、例外的な場合を除き、再推薦は不可となります
       
【百舌鳥・古市古墳群】
大阪府にある巨大前方後円墳などの古墳群。
堺市にある百舌鳥古墳群と、藤井寺市から羽曳野市にかけての古市古墳群の2つに分かれます。
       
百舌鳥古墳群は、堺市内の東西・南北約4キロメートルの範囲に広がる古墳群です。
古墳時代、この一帯には100基を超える古墳が造られ、現在も4世紀後半から6世紀前半に造られた44基の古墳が残っています。
       
その中には、世界最大級の墳墓・仁徳天皇陵古墳をはじめとする巨大前方後円墳が含まれています。
     
古市古墳群は、藤井寺市から羽曳野市にかけて、東西・南北約4キロメートルの範囲に広がる古墳群です。
墳丘長400メートルを超える巨大な前方後円墳の応神天皇陵古墳など、45基の古墳が現存しています。
 
*参考…堺市・百舌鳥・古市古墳群
ニュースINDEX.2019年5月中旬
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